第7話 珂英、16歳
「ヤーイ、
「こら!! お前らまた、華々のことを苛めてるな!!」
ここは、大陸の大山脈の北側の
内陸の大山脈の麓にあった小さな村だった。村のほとんどの者は、張氏を名乗り、一体の土地は、
「鬼っ子!! 魔族の娘」
「まだ言うか~!!」
三、四人の男の子が、なおも
「お前らこそ、村の外へ放り出してやるぞ!! これ
いじめっ子たちは、尻を叩いたり、思い切り舌を出したりして逃げて行った。
「ったく!!」
「
珂英は、
「
「だって~~ なんとも思わないわ。なにも出来ない子供なんてなんて」
12歳の
銀色の髪を三つ編みにして、裾の短い着物を着ていたが全然似合ってない。珂英の父、
二人は村の長老、
だが、
病の者を治したり、傷を負ったものを癒したりも出来たりする異能の持ち主だった。
今も、逃げていく子供たちを転ばせて笑っていた。
「おい、異能をそんな風に使うな。婆様に叱られるぞ」
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