第5話 『おくすり』を飲んだおばあちゃん

 瓶から、一粒のラムネ菓子を取った

おばあちゃんは、

『おばあちゃんのおくすり』を

口に入れて、お茶を飲んだ。


 暫くすると、まるで魔法にでもかけられたように

おばあちゃんは、あくびをして

コックリ、コックリと頭を上下に動かした。

「おばあちゃん、おくすりが効き始めたみたい

 だからもう寝るね。また明日」

 ニコっと微笑むと、夏布団を被り

そのまま寝てしまった。


 僕は、『ラムネ菓子』を『おくすり』と言って

飲んでいるおばあちゃんの行動に驚き、

部屋から出ると、居間にいる

おじちゃんとおばちゃんに聞いた。

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