第8話 フェニックス
ラスベガスからフェニックスまではI-515→US-93→US-60のコース。
キングマン付近から野生のサボテンが両手をあげて歓迎してくれる。
灰からよみがえった不死鳥を意味するフェニックス。かつて存在していた町が新しく蘇るようにという居住者の希望を表した名前だ。
Sun Cityとよばれるだけあって気温40℃を超している。1年で晴れる日は平均300日以上、しかも快晴!
カラッとしているが、つき刺すような日差しに痛みを感じる。両腕は赤くなるばかりか、次第に粉をふきはじめる。
日中のダウンタウンは静かで寂しい。日が傾く夕方頃から人々も活動をはじめる。湿度が低くて涼しい〜。この時間帯からは足取りも軽いな。
とにかくノドが渇いて仕方がない、水を買ってもすぐぬるま湯になってしまう!
アリゾナ・ダイヤモンドバックスの球場、Bankone Ball parkはダウンタウンのJefferson St.沿いにある。周辺にはリーズナブルな$5駐車場もあるけれど、チケット売り場はHigh Tops Restaurantの先で少々歩かされたな~。
ゲートオープンは試合開始2時間前から。シアトルのセーフコフィールドと違い、この時間から内外野自由に行き来できてうれしい。
この球場には$1席チケットがあり、試合開始2時間前からの限定発売。球場東最後尾のゲートKで受付していた。アッパーデッキのライト側だが、$1にしてはなかなかいい席だった。
コンコースにはマクドナルドもあったが、Fielder’s Choiceという売店のFresh Fruitsが美味しかったな~。ヒンヤリ冷たいカットフルーツミックスで、砂漠の暑さを一気にクールダウンさせてくれる。サラダも試してみたが新鮮さがちょっとね・・・。
4月28日の試合はランディ・ジョンソン先発。負け投手になってしまったが12奪三振を決めた。帰り際、球場出口にいたスタッフがサークルKで使えるソフトドリンク1回無料券を配っていた。
彼の10奪三振でこの券がプレゼントされるのだ!
この時、ワールドシリーズ第7戦で優勝を迎えることになるとは想像もしていなかった。
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