第25話 初チャット(翠斗×麗)
麗
『翠様 今日は何を食べましたか?🍴』
翠斗
『麻婆ラーメンですよ
ちょっと味付けに失敗して辛くなり過ぎちゃったけど』
麗
『デザートに……レインなんていかがでしょうか?❤
翠様に余すところなく味わって頂きたいですわ❤❤』
翠斗
『レインさんとのチャット友達関係は今日で終わりになりそうですね
今までありがとうございました』
麗
『嘘ですわ! 嘘ですわ! 冗談ですわ!!
謝りますのでどうかたった2往復で関係を切らないでくださいぃぃぃぃぃっ!!』
翠斗
『ささえさんにも同じこと言いましたけど 男をもっと警戒した方がいいですよ?
俺が性欲の魔人だったら今すぐそっちに駆け込んで本当に大変なことをしてましたからね?』
麗
『翠様なら喜んで……❤
じゃなかったですわ
も、勿論レインだって警戒は怠りませんわ』
翠斗
『ぜひ そうしてください
俺だって何らかの弾みで我慢できなくなる可能性だってあるんですから』
麗
『そ、そうなのですの?
翠様がどういうときに我慢できなくなるのか興味ありますわ
翠様はどのようなシチュエーションならドキドキされますの?』
翠斗
『う……
なんか俺だけ弱点を晒すようでやだな
レインさんが先にそれを教えてくださいよ』
麗
『縄できつく縛られ、数時間放置された後、全身を舐める様に視観され、少しずつハードに叩かれたりしたらドキドキしますわね』
翠斗
『聞くんじゃなかった!?
そういう話を異性にすんな!』
麗
『だって私同性のお友達おりませんもの
異性の友達も翠様以外おりませんし』
翠斗
『そうなんだ
俺を唯一の友達にしてくれて嬉しいです』
麗
『さて友好を深める為に翠様の好きなドキドキシチュエーション教えてくださいませ』
翠斗
『くそ! 話を戻された!?
俺は……
まぁ定番だけど仲良く手を繋いだり、優しいキスをしたり……とか? ドキドキすると思うかな』
麗
『翠様かわいい』
翠斗
『そ、そう?』
麗
『私も仲良く手を繋いだり、優しいキスをしたりすることは憧れます』
翠斗
『レインさんは美人だからそういう経験たくさんあるでしょ?』
麗
『生まれて25年、そんな経験一切ないですけど……』
翠斗
『それも冗談ですよね?
レインさんみたいな長身でスレンダーで華奢で足が細くて顔が整っている人を男が放っておくわけないでしょう?』
麗
『ファっ!?』
翠斗
『暴走さえしなければ物腰柔らかで口調が丁寧で何よりユニークな性格だ。モテる要素の塊みたいな人が男性経験ゼロは嘘ですよ』
麗
『ファ——っ!?』
翠斗
『ほんと……暴走さえしなければ……はぁ……』
麗
『チャットでため息吐かれました!?』
翠斗
『でもレインさんにはリスナーっていうたくさんの友達がいるじゃないですか』
麗
『リスナー様は「天の川レイン」のお友達ですわ』
翠斗
『……そっか じゃあ今の所、麗さんのお友達は本当に俺だけなんですね』
麗
『れ、れれれれ、れい!?』
翠斗
『あっ、間違いました 天野さん』
麗
『間違えておりませんわよ!? どうか呼び方は「麗」にしてください。お友達なら名前で呼び合うのは普通ですわよね!』
翠斗
『そんなことより天野さん。来週のコラボ配信では何をしましょう?』
麗
『話聞いてました!?』
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