第15話 【レベル上げ・3】✤
あれから数日間、俺達は適度に休みつつレベル上げに勤しんだ。
その結果、俺と智咲のレベルは目標だった45まで上げる事が出来た。
✤
名 前:
年 齢:16
性 別:男
レベル:45
筋 力:5500
体 力:4000
魔 力:2000
敏 捷:4500
・固有能力
【武道の天才】
・スキル
【剣術:5】【体術:5】【弓術:3】
【身体強化:6】【威圧:5】【反撃:4】
【瞬歩:4】【気配察知:4】【威嚇:3】
【闘志:4】【瞑想:3】【限界突破:2】
・加護
【武神の加護】
✤
✤
名 前:
年 齢:16
性 別:女
レベル:45
筋 力:3000
体 力:2500
魔 力:6500
敏 捷:2000
・固有能力
【魔法の天才】
・スキル
【火属性魔法:6】【水属性魔法:6】【風属性魔法:6】
【土属性魔法:6】【聖属性魔法:6】【魔力探知:5】
【雷属性魔法:4】【氷属性魔法:4】【魔力制御:7】
【魔法強化:4】【瞑想:3】【身体強化:2】
【体術:1】【魔力開放:2】
・加護
【魔法神の加護】
✤
「大分、強くなったな」
「そうね。能力値に関しては、もう上位レベルに入ってるわね……回帰前より、能力値の上がり幅が大きい気がするけどやっぱりずっとゲートで狩りをしてるからかしら?」
「そうだろうな、負荷を与える事によって能力値が上がりやすくなるって実証されてたからな、それもあって俺達はゲートから出ずにずっとゲートで自分達に負荷を与え続けてたからな」
能力値を上げる方法としては、三つある。
一つはレベル上げ、レベルを上げるとその際に能力値が上昇する。
二つ目は訓練によって、能力値を上げるやり方。
筋トレだったり、魔法を限界まで使ったりすると、稀に能力値に上昇する。
そして三つ目は、【大宰府迷宮】で手に入れた丸薬みたいにアイテムで上げる方法。
その内のレベル上げに関して、レベル上げの際に自分達に負荷を与える事によって能力値の上昇量を上げるという研究が数年後される。
その研究の成果として、負荷を与える事によってレベルが上がった際の上昇量が上がる事が分かった。
「それにしても、武器もそうだけど【大宰府迷宮】で手に入れたスキル。かなり使えるな」
「そうね。正直、ここまで強いスキルが手に入るなんて思わなかったわ」
【大宰府迷宮】で手に入れたスキルは、俺が【限界突破】というスキルで智咲が【魔力開放】というスキル。
【限界突破】はその名の通り、5分間という制限付きだが自身の限界の力を1.5倍にするというスキル。
使った後、かなり疲労感に襲われるが他のバフ系スキルと重ね掛けが出来る為、切り札の一つとして使えるスキルだ。
そして智咲の持つ【魔力開放】というスキルも、俺と似ているスキルで5分間という制限付きだが自身の魔力を1.5倍にするスキル。
こちらも使用後は、魔力が底をついてしまうので連発は出来ないが切り札としては有能なスキルとなっている。
「それにまだこのスキルは、スキルレベルが低い状態でこれだからな……こういうバフ系スキルは、レベルが上がったら上昇量が上がったりするから、出来るだけ使ってスキルレベルを早い内に上げときたいな」
「そうね。このスキルがあるかないかで、厳しい戦いでの動きも変わってきそうね。早く慣れてもおきたいわね」
そんな感じでレベル上げも終わり、俺達はゲートの外に出て来た。
予定していた通り、既にゲートの外には一ノ瀬家の使いの車が待っていたのでその車に乗り込んだ。
「あれ、信士さんなんでいるんですか?」
「居ちゃ駄目だったかい?」
「いや、今回は特にお願い事をしてなかったので、何かあったんですか?」
「まあ、あったといえばあったね」
信士はそう言うと、俺達がゲートにいた間に起こった出来事について教えてくれた。
まず一番大事な事だが、探索者の失踪に関してはあれ以降は一ノ瀬が主体になって止めたおかげで失踪事件の被害は広がらなくなった。
しかし、まだ救出には乗り込めてない為、未だ失踪した探索者の安否は分からない状況らしい。
「これについては協会の方から感謝され、管理できるゲートも増えた。そこに関しては、次期当主として武蔵君達にお礼を言いたくてこうして私が情報を伝えに来たんだ」
「そうですか、情報を上手く使えたようで良かったです」
「探索者の失踪は、国の問題でもあったからね。探索者が減れば、それだけ国が危険になるリスクが増えるという事でもあるからね」
信士はそう言うと、深々と頭を下げて「本当にありがとう」とお礼を口にした。
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