第3話
リサは、ワイシャツのボタンを開けて、ブラジャーやくびれを見せてきている状態だ。そこから、さらに脱ごうとしている。下ろしていた手を、腰の辺りへと回して、スカートのフックに手を掛けようとする。僕はそれを慌てて止めた。初対面でいきなり、これ以上は刺激が強すぎる。
「ス、スカートは履いててください! 今の格好のままで十分エッチです!」
「そうなの? 恭介君は、そういう方が趣味?」
「そ、そうです、そうです! これが一番エッチです! 制服スカートとブラジャーとのコラボレーション。全部脱いでしまうよりも、着替え途中みたいなところが一番エッチです!」
「そうなのか。じゃあ、これで撮ってもらおうかな!」
リサはスカートを脱ぐのをやめて、胸を強調するように背筋を伸ばしてみせた。そうすると、二つの山が隆起してきた。僕の目は、それにくぎ付けにされてしまう。
あらためて見ると、やっぱり大きい。よく例えられるが、『中華まん』みたいな形をしている。リサの場合は、それよりも大きい気がする。片手には納まらないくらいの大きさだ。
「まずはこうかな? こんな角度かな?」
リサはカメラの方を見ながら、撮られる角度を調整している。いまいち角度が決まらないのか、何度も身体を動かす。その度に、二つの中華まんがぽよぽよと揺れている。
あらためて見ると、とてもエッチな格好だ。自分で言っておきながら、制服のスカートにブラ姿と言うのは、下着だけというよりもエッチな気もする。
「そうだ、恭介くん! 少し下から撮ってみてよ! そうすれば、脚が長く見えて良いかもしれないよ」
「は、はい!」
リサにリードされるまま、僕は二段ほど階段を下りた。緊張するところもあるけれども、まずは撮影に集中しよう。何かに夢中になれば雑念が消せるはず……。
カメラを構えて、脚の方からレンズ越しに視線を滑らせて上げていく。
短く履いた白いソックス。引き締まったふくらはぎ。綺麗な膝。柔らかそうなふともも。短めのスカート。際どい角度だが、スカートの中身はギリギリ見えないでいる。それが、なんとも男心をくすぐる。
さらにレンズを上方へと動かしていくと、綺麗なくびれと、その真ん中に見えるへそがある。
そのまま白い肌をレンズ越しの視線を滑らせていくと見えてくるのが、赤く膨らんだ二つの中華まんの山。下から見ると、先程よりも凹凸を感じる。カップ数で言うと、かなり大きい部類な気がする。
そして、レンズを上まで動かすと、恥ずかしそうにするリサの顔があった。
「そんなにじっくり見ながら撮るんだね。·····恭介君のエッチ!」
「え、あ、ご、ごめん!」
「はは。ウソウソ! 私が撮ってってお願いしたんだもんね。セクシーに撮れたかな? あ、けど、これって私のスカートの中身って見えてなかったりする?」
「は、はい! 見えないように撮ってます! そこは大丈夫です!」
「うーん? 見えてないなら、大丈夫じゃないよ? それはダメな撮り方だよ」
リサはゆっくりとスカートに手をかけて、裾を
僕は思わずカメラのピントを三角形へと合わせてしまっていた。柔らかな太ももに挟まれた三角形が、くっきりとビデオカメラの画面へと映る。
下着は上下で合わせているのだろう。パンツもブラジャーと同じレース地であった。隠す気がないんじゃないかと思うくらい透けている気がするけれども、黒く縁取られていることで、パンツ自体の色なのか、パンツの中の色なのかどうかは分からない部分が見える。
肌の色も見える気がするし、どうなっているのかはこれ以上見ない方がいい気がする。
「あ、あの、リサさん。僕、下着を見るのも初めてなのに、透けてるなんて……僕には刺激が強すぎます……。これ以上は、やっぱり厳しいかも·····」
「あれ? そんなに透けて見える……? 私の肌ってどこまで見えてるのかな……? 恭介くんに見せるのはしょうがないけども、映像としてはダメかも。後で一緒にチェックしようね」
「えっと、撮った動画を一緒に見る?!」
「もちもち! 見えちゃってる所を一緒に探して、指摘し合おうね!」
「それって、やっぱり今見えているのは、中身の色ということ……?」
本日、三度目の生唾を飲み込んだ。
「そうか、あとで編集出来るし、もっと見せてもいいのかも!」
リサはにこりと微笑むと、さらにスカートをめくり上げていく。
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