終始不気味な雰囲気を楽しみつつ、物語の結末まで辿り着けました。
胸がつっかえるような、すくような。何とも不思議な読後感に包まれています。
救いがないことに救いを求めるような。海に深く沈むようなのに、それは新しい始まりの一歩であるかのように思えてくる。
人生に幸せを見出すとは何たるかを表すような最後の一文は染み渡るようです。
「私は確かに幸せだったのだ。誰になんと言われようとも幸せであったのだ。」
それはあの幸せだった時間を肯定するのか。それとも自分は幸せな人生を歩んだのだと信じたいのか。
物語を経るからこそ、様々な意味を持つこの文。とても素敵な文章ですね!
思考の垂れ流しを失礼しました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!!
彼女は幸せであったのです。例え1人きりだったとしても、誰に理解されずとも、マシロという幻想がいれば彼女は、ミツキは幸せだったのだろうなぁと思います。
コメント頂けてとても嬉しいです!読んでいただき本当にありがとうございます🙇♀️
カニ飯を食べているあたし達を見て「周りからの視線」ここで おやっ、と思いましたが、最終章に驚きが待っていましたね。DV父からの解放の手段が限られていたのと、その後の小さな自由も、悲しい結末も、ミツキはあまりに環境もしくは運が悪すぎたのだと思わざるをえません。だがしかしそれでもあえて言うなら「美しい人生の終わり方だった」のではないでしょうか。 ※お時間とらせませんので、よろしければ拙作の方にもお立ち寄りくださいませ。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!
環境も運も悪かっただけなのでしょうね。美しい人生の終わり方と言っていただけて嬉しいです☺️
オルトロスの誤算 読ませて頂きました!
人外相手にマジックはなかなか困難ですね…とても面白かったです!