第2話 このままだとギンタマンの二の舞
むかしアニメで見たギンタマンを思い出した。とはいうものの、記憶はあいまいなのだが。
たすけてほしいと言われて目的地へ向かったまではいいものの、そのあと巨○星と貧○星の品性なき戦いに巻き込まれて、いっさい何もしないまま終わってしまった。そのあとのナレーションは、記憶によれば、たぶん、つぎのようなものだったと思う。
「こうしてギンタさんの活躍により、世界は救われたのだった。ありがとう、ギンタさん。さようなら、ギンタマン!」
いやいや、いっさい何もしてないよね。巻き込まれて消えただけだよね。
テツカズの分身として異世界に送られたトンキも、下手すると似たような運命をたどるのではないかと思えてくる。
「こうしてトンキの異世界旅行は、世界の変化を見届けて終わるのだった。もともと地球世界に居場所なんてないし、カイベッセという名の異世界で不死身のまま生きていくしかないのか。ロンの誘いをことわったテツカズに感謝? さようなら、地球のみんな。だれとも会ったことないけど! これ、いつまで続くの?」
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