第7話

海人くんはかき氷を買ってくれたあと、花火が見える所に連れて行ってくれた。


海岸沿いの岩に座って二人だけで見た打ち上げ花火。






「お前、姉ちゃんそっくりだな。」



「お姉ちゃん大好きだからね。この髪の毛もお店でしてもらったんだ。」



「姉ちゃんもいつも店でやってんの?」



「ううん、お姉ちゃんは元々だよ。私は本当は真っ直ぐなの。何かね本当のお姉ちゃんじゃないんだって。」



「…そうか。」





そんな話をしながらいつの間にか二人で岩の上に寝転がった。

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