35話「階層主その2」



「グォォオオオ」


「ブモォォオオオ」


「ガァァアアア」



 二十階層にいたモンスターは三体でそれぞれがこんな感じのモンスターであった。






【名前】:ダンジョンハイオーガ(階層主)


【ランク】:B


【ステータス】



 レベル50



 体力:4500


 魔力:3000


 筋力:700


 耐久力:594


 精神力:510


 知力:167


 走力:201


 運命力:331



【スキル】:剛腕Lv5、棍棒Lv4、体当たりLv5、再生Lv3








【名前】:ダンジョンオークジェネラル(階層主)


【ランク】:B


【ステータス】



 レベル50



 体力:5500


 魔力:2700


 筋力:670


 耐久力:694


 精神力:440


 知力:109


 走力:155


 運命力:151



【スキル】:剛腕Lv4、斧術Lv3、体当たりLv4、性豪Lv4









【名前】:ダンジョンゴブリンジェネラル(階層主)


【ランク】:B


【ステータス】



 レベル50



 体力:4000


 魔力:2100


 筋力:610


 耐久力:514


 精神力:310


 知力:255


 走力:221


 運命力:270



【スキル】:剛腕Lv3、剣術Lv4、体当たりLv3






 どうやら、二十階層の階層主はこの三体のようで、なかなかの強さのようだ。



 もちろん、それは一般的な視点から見た感想であり、今の俺と比較すれば格下である事実は変わらない。



「邪魔をするというのなら、消えてもらうぞ?」



 俺の言葉に反応するかのように、それぞれが大音声の雄たけびを上げ、こちらにのしのしと向かってくる。三メートルは下らない巨体から放たれる威圧感は相当なものであるが、それでもアダマンタイトトータスには及ばない。



「そうか、それじゃあ……さようなら。【アイスピクルド】」



 俺が魔法を唱えると、瞬く間に三体のモンスターが氷漬けとなる。抵抗する暇もなく、まるで一瞬にして時が止まったかのように動かなくなってしまった。



 そんな状況の中、俺は止めとばかりに三体のモンスターに飛びかかって蹴りをお見舞いする。その攻撃を防ぐことも受けることもできない氷の彫刻となったモンスターたちは、その直撃によって粉々に砕かれてしまった。



 あとに残ったのは魔石と素材アイテムである【ハイオーガの牙】に【オークジェネラルの睾丸】、そして【ゴブリンジェネラルの骨】だった。



 鑑定すると、どれも上質な薬や装備として需要の高いアイテムであり、これはこれでお金になることがわかったため、アイテムボックスに入れておく。




〈拓内畑羅木のレベルが81に上がりました〉


〈スキル【鑑定】がレベルMAXに上がりました〉


〈スキル【成長率上昇】がレベル6に上がりました〉


〈スキル【大物食い】がレベル2に上がりました〉


〈スキル【アイテムボックス】がレベルMAXに上がりました〉


〈スキル【鑑定】が進化しました。スキル【解析】を獲得しました〉


〈スキル【アイテムボックス】が進化しました。スキル【ストレージ】を獲得しました〉




 ……ふむ。なんかスキルが進化したみたいだ。

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