カクヨムコンをちょっと真面目に攻略してみる試み

１．去年のカクヨムコンのシステムから考える攻略情報

　こんにちは。火水希望（ひみずのあ）といいます。

　自分は去年は結局カクヨムコンには参加しなかったのですが、横目でチラチラとカクヨムコン９のシステムや結果発表などを見てきて、いくつか気づいた事がありました。

　それらの自分が気づいた事について、意外とちゃんと書かれている創作論が見当たらなかったので、「実はこれは結構有益な情報なのではないか」と思い、今年一緒にカクヨムコンに応募する同志への応援の気持ちを込めて、それらを共有していこうと思います。

　前提として、今年のカクヨムコン１０では、新たなシステムの改修や方針変更などが入る可能性もありますので、これはあくまで去年のシステムと結果発表を元にした記事である事を断らせてください。

　さて、長々とした前置きを置くのは好みではないので、早速本題に入っていこうと思います。

　最初に、自分がもっとも重要だと思っているカクヨムコンのシステムについての着目点を話します。

　それが「最初の一週間はカクヨムコン参加全作品からランダムにトップページの注目の作品に表示される」「そしてその後はカクヨムコン参加作品のうち週間ランキングの上位数百作品の中からランダムにトップページの注目の作品に表示される」という去年の仕様です。

　これが何を意味するのかというと、もし仮に、最初の一週間が過ぎてから連載を開始した場合、その作品は注目の作品に載る事ができない状態のまま「週間ランキングランキング上位に入らないと載らない注目の作品」を目指す事になるという、非常に厳しい状態に置かれてしまうという事です。

　仮に今年のカクヨムコンも去年の仕様が維持されるとするなら、一つ言える事は「最初の一週間以内、できれば初日以前に連載を開始した方がいい」という攻略情報です。

　また、カクヨムコンテストに参加していないと注目の作品に載りませんので、「カクヨムコンテストへの応募をできれば初日に済ませておく」事もかなり重要なポイントになります。

　そうする事で、最初の一週間の全作品ランダム表示という平等な競争のスタートラインに初めて立つ事ができるのです。

　意外とこの事について言及している記事が、自分が軽く調べた範囲ではなかったので、この情報だけでも参加者にとっては有意義かなと思い、今回共有させていただく事にしました。

　また、最初の一週間の★やフォローの数によって、その次の週に注目の作品に載れるラインに入れるかが決まってきて、一度このラインに入れれば正のスパイラルに乗って注目の作品に載り続けやすくなるため、最初の一週間に、★やフォローが入りやすくなるための努力をする事も大事でしょう。

　そのための一般的な方法としては、「毎日、あるいはそれに近い頻度で更新を行う」「面白い話を書いていい反応が起きやすくする」「より良いタイトルやキャッチコピーをつける」などがあるでしょう。

　すでに参加者の方々の多くはある程度書き溜めを行って準備していると思いますが、この最初の一週間の重要性については、改めてよく認識しておいた方がいいと思います。

　もちろん、カクヨムコンの最終的な判定はKADOKAWAの編集の方々が行うのですが、カクヨムコンには中間選考というものがあり、また★やフォローが多い事は最後の判定でもマイナスには働かないと思いますので、これらの情報を念頭に、より良い連載計画を立てるといいのかな、と思います。

　いかがだったでしょうか。ためになったと思ってくださった読者の方がいらっしゃいましたら、下のあとがきに書いた自作の宣伝を、良かったら眺めるだけ眺めてみてくださると助かります。

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あとがき！

せっかく攻略記事を書いたので、今回カクヨムコンに応募する自作の宣伝をさせてもらおうと思います。

『わたしのバッドエンド、あなたが終わらせてくれますか？～トウキョウダンジョンの階層主は運命に呪われた少女達でした。少年は「物語魔法」で少女達を救い、手に入れた最強の力で魔法階級社会を底辺から成り上がる』

https://kakuyomu.jp/works/16818093087989929168

　魔法階級社会という特殊な社会体制が敷かれたトウキョウダンジョンという巨大空間を舞台に、「物語魔法」というユニークマジックを使える主人公が、悲劇に囚われたダンジョンボスの少女たちを救っていく話となっております。

　自分で言うのもなんですが、結構面白い話になると思いますので、興味が惹かれた方がいらっしゃいましたら、まだ短いですので見てみてください。