第24話
オリンピックが開幕した。
男子100mは8月13日と14日である。
将希は第4組。第3レーンである。
西海大学の真っ青のランニングシャツとパンツに筋肉の締まったボディで開始を待っていた。
会場まで応援には行けないので心は自宅のテレビに齧り付いて見ていた。
愛永は現地に行って応援している。
各組は9人、もしくは8人である。
将希の組は9人だった。
全員がスタートのポジションに着いた。
電子音が鳴り、一斉に走り出した。
将希は10.12で2着。
明日の準決勝進出を決めた。
日本代表は他に2人の選手がいた。
1人は準決勝進出を決め、1人は予選で敗退し
た。
そして翌日の準決勝で将希は10.13で5位となり、決勝進出とはならなかった。もう1人の選手も準決勝敗退だった。
これで将希の夏は終わった。
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