第23話

"学校は如何なんだい?バイトは務まってるの?"

家に帰った途端に母親が心配そうに心を見た。

"大丈夫だよ。学校の実習は色んな料理やお菓子を学べるし、こっちにいる時は俺が料理もお菓子も作るから楽しみにしてて"

"バイトはどうなの?"

"最初は皿洗いと掃除。少しずつ野菜洗いとかさせてもらうようになって、今は先輩のケーキ作りの手伝いをしてるんだ。とてもやり甲斐があるよ"

"そうかい。それなら何も言わないけどね"


心は舌平目のムニエル、野菜サラダ、コンソメスープ、ライスの夕食を作り、デザートは手作りのラズベリーレアチーズケーキだった。

"美味しいよ。心"

父親も母親も愛永も大満足の様子だ。

"明日は和食を作るからね"

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る