第4話
笑里、今日、早速初の実習があったよ。先生の横で手話通訳の人がちゃんと手話で説明してくれたから分かりやすかったよ。友達も出来たし、楽しい学校生活になりそうだよ"
心はメールを送信した後、2段ベッドに転がってため息を吐いた。
嘘だ。本当は半分も分からなかった。心は先生の手技を見ながら唇を読んでいた。
手話をする人は先生の隣にいる。
だからそっちを見ると手技が見えないのだ。
最初からこれで大丈夫かな……
心は不安を感じていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます