■ なんのために

記憶の扉が静かに閉じられた。

世界がゆっくりに感じられる。


僕__いや俺はこれに耐えられるのだろうか。


目の前に次の扉が現れた。

これを開ける必要はあるのか?

なんのために?


「続き見ないの?」


誰かが僕を急かす。

また少女ではない声。誰なんだ。


「まぁ早く次に行こう?」


そして次の記憶の扉が開かれる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る