■ ゆるりと辛くてふわりと楽しい

記憶の扉がゆるりと動き出す。

ゆっくり、ふんわりと、時間がすぎていく。

楽しそうに笑う少女。辛そうに学び続ける僕。

様々な記憶が交差して広がっていく記憶の世界。


デート。遊園地。勉強。デート。水族館。勉強。

デート。動物園。勉強。勉強。デート。映画館。勉強。

勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。勉強。



美術館。


ゴーンゴーンと大きな鐘の音が鳴った。

どこかの歯車がカチリと大きな音をたてた。

そして目の前に一つの扉が現れる。


僕はこの先を見ないといけないのか・・・?

思い出せば思い出すほどに辛くなる記憶の世界。


ためらう手でその記憶の扉を開いた。


「記憶の中で____を探して」


今のは誰の声だ?

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