第2話 タイトルにはキラーワードを!

 今からでも間に合う!


 今回はタイトルについてです。


 「長文タイトルが有利」というのが通説ですし、私もこれまで「長文タイトル」の利を説いてきました。

 これ自体は間違いではないのです。


 ただ、長文タイトルで有利になるのは、カクヨム内検索と、カクヨムの新着、注目の作品、ランキングに載ってからです。

 そこに載せるまでに読まれなければPVが増えないし、★ももらえない。つまり注目の作品にも載らないし、当然ランキングにも載りません。


 ではどうすれば初動で勢いをつけられるのか。


 それが「キラーワード」を埋め込むことです。



 実は私は「KAC(カクヨムアニバーサリーチャンピオンシップ)」でいくつか実験をしました。

 フォローや★やハートが付かなくてもPVが突出して高い作品があるのです。


 詳しくは『【すべてはここから】自作小説ランキング!』の短編を見てもらえばわかります。

 例を上げるとタイトルをそのものズバリ「七殺」とした作品をアップしました。

 すると、いつの頃からかPVが激増したのです。

 フォローや★やハートが付かなくてもPVだけが突出しているのです。


 なぜかなと思ったら、なんと「Google検索」で「七殺」と検索するとトップヒットしていたのです!

 この「七殺」は主に中国の占いである四柱推命に由来した言葉で、十干という数え方のうち「一番目の星は七番目の星に殺される」という考え方です。まあ「殺される」と書きましたが、実際には運気を削がれるとお考えいただければと存じます。



 この「七殺」からわかるのは、

「ご新規さんが欲しければ、Google検索で上位にヒットするような『キラーワード』を埋め込む」ことです。

 「七殺」のようにあるジャンルで頻繁に検索がかけられているような「単語」をタイトルに埋め込むと、「Google検索」に引っかかって読みに来てもらえます。


 ただし、「異世界転生」「ミステリー」などのジャンル名を埋め込んでもランキングへ誘導されるだけでトップヒットしません。


 これから始まるのは「カクヨムコンテスト10」ですので、「カクヨム」または「カクヨムコン」「カクヨムコンテスト」といった検索ワードに付随して「キラーワード」を付けることになります。


 このキラーワード。紹介文に入れてもGoogle検索にヒットするのですが、タイトルより若干優先順位が落ちるようです。

 それでも書かないよりはましなので、どうしてもタイトルに埋め込めないときは紹介文に必ず「キラーワード」を含めましょう。

 前回の「キャッチコピー」で書きましたが、タイトルは「花」でも「光」でも構わないのです。

 ただ「Google検索」でより上位にヒットしたければタイトルにキラーワードを持ってくるのはひとつの手です。


 たとえば「最強剣士」の話なら「最強剣士」を埋め込みます。

 「最強剣士の非凡なる日々」のような感じで。

 これで「カクヨム 最強剣士」で検索すると、数作品が1ページ目にヒットします。


 カクヨムコンの存在自体はネット小説界隈では有名なので、外来さんに読んでもらいたければ「Google検索」で「カクヨムコン 最強剣士」と検索すればよいわけですね。


 外来さんはPVしか貢献しませんが、もしカクヨムアカウントを持っていれば、フォローや★や感想コメントが入ることもあります。


 カクヨムさんは百二十万以上のアカウントがあるとされていますが、インターネット利用者は日本人だけでも数千万人。そのうちの1%がネット小説に興味があるのなら、百万人弱の読み手が想定できます。

 さらにジャンルや嗜好によってふるいにかけられますが、そこまでの手順を越えて読みに来た人は、PVに寄与すること大です。


 ★がひとつでももらえてPVがかなりあれば、注目の作品に載りやすくなります。

 とくに開幕から一週間ほどは「注目の作品」が最強の導線になりえます。

(ただし、カクヨムコン応募作は「注目の作品」に載らない可能性が高いともされています)。

 一週間後からは各ジャンルのランキングが表示されるようになりますので、それまでにどれだけスタートダッシュで★とフォローとPVを集められるのか。



 そのための手法のひとつが「タイトルにキラーワードを!」なのです。




 続きは昼食後にでも。しばらくお待ちくださいませ。




※「最強剣士カクヨム」と書くと「燃えあがれ〜、燃えあがれ〜、燃えあがれ〜カクヨム〜♪」と歌いたくなりますね (^ ^;)

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