第151話 あとがき

短くてすみません。

書けるうちに書けるだけ書いておきたかったんです。

予定していた最終話はまだまだずっと先なのですが、もしかしたらこれで最終回かも知れません。


明日、魔王と対決してきます。


大勢いた仲間は一人また一人と消え、気づけば僕一人になりました。

信じてもらえないかもしれませんが、僕がここまで戦えたのは、ここで出会えた、たくさんの物語のたくさんのキャラクターたちに背中を押してもらえたからです。


あの勇者ならこんなときどうする、あの魔法使いなら、あの転生者なら──いくつもの物語が僕に力を与えてくれたのです。


しかし、おそらく、いえ、間違いなく、明日、僕は魔王に敗北するでしょう。


僕は既に満身創痍で、魔王の力は圧倒的です。


正直、逃げたいです。


でもそれをしないのは、僕の憧れたキャラクターたちは、こういうとき、決してそれをしないからです。


物語と現実は違います。


だけど、物語のように現実を生きることはできる。そう信じています。


だから、僕は戦います。


最後に、本当に最後のお願いです。


作品の評価、感想、フォローをお願いします。


──ああ、決戦の合図の鐘が鳴っています。


もし誰かが評価をくれていても、それを確認することはできませんね。


一度でいいから見たかったです。


自分の作品が誰かにフォローされて、評価や感想をもらえるところを。


でももし生きて帰ってこられたなら、それを見ることができるのかもしれませんね。


それでは──いってきます!

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