俺にとって彼女は天使で、その制服姿は破壊的にエロい。

第2話：寝ても冷めても気になるのは那月のエロい噂。

俺の脳ではいつも誰か知らない男と女がエッチしている。

エッチい動画の見過ぎだ。

それと那月のひとりエッチシーンの想像のしすぎか・・・。

だけど俺は別に異常なワケじゃない・・・俺の年齢の男ならそれが普通

そういう時期なんだからしかたない。

むしろ女の子に発情もしなければ興味も示さない男の方がおかしいだろ。

切なくて悩んでやるせない思いを抱えながら少年は大人の階段を登って行く

・・・それが性春ってもの。

汚れきったおっさんと違って俺のエロは純粋無垢なんだ。

そんな日々の中、俺は冒頭で言った例の那月の噂を耳にしていた。

那月に頼めばエッチの練習させてくれるって？・・・。

でも、いくらなんでも・・・子供の頃からよく知ってる那月がそんなこと

するだろうか？。

でも火のないところに煙は立たないとも言う。

噂になるってことは、まったくの嘘いつわりじゃないかもしれない。

だからそれを確かめないと・・・寝ても冷めても気になるのはそればっか。

もし、その噂がただのガセだったら間違いなくセクハラだし、疑った俺に

那月のビンタが飛ぶのは目に見えてた。

だけどもし本当のことなら・・・間接的にとはいえ那月とエッチの真似事が

できる。

ビンタ覚悟で行ってみるか・・・当たって砕けてみるか。

そこ俺は休み時間、那月のクラスに行った。

別に悪いことをしてる訳でもないのに、こそ泥みたに辺りを伺いながら・・・。

そしたら那月は机に突っ伏して眠っていた。

近くによってみると・・・寝息が聞こえる・・・寝顔も可愛いし寝息も可愛い。

起きてない時の那月は悪口雑言言わないからなおさら可愛い。

起こすの可哀想って思ったけど・・・

「那月・・・な〜つ〜き〜！！」

「寝てるとこ悪いけど、起きてもらえないか？」

「那月？」

修斗は那月の体を揺すった。

「しばくど！！・・・私に断りもなく触るな・・・拓」

「なんで二年の教室に来てんだよ」

「起きてんじゃないかよ？」

「寝たふりだよ・・・どこに敵が潜んでるか分かんないからな」

「敵ってなんだよ・・・野生動物じゃあるまいし・・・」

「うるさい！！」

そう言って那月は拓人を見た。

「・・・・・・・・・」

「あん？なに固まってんだよ、拓」

「すまん・・・那月があまりに可愛すぎるから見とれてた」

「あ〜もう毎回それだろ？聞き飽きた・・・おまえ他のこと言えないのか？」

「俺にはそれで充分だよ、それ以上の表現見当たらないし・・・」

「あ〜もういいわ・・・拓・・・私になんか用？」

「え？分かるのか？」

「言ってみただけ・・・当たってたか？」

「当たってる・・・油断も隙もないな・・・Xメンみたいだ」

「Xメン？」

「プロフェッサーX・・・人の心が読めるんだよ」

「え〜とスタートレックのエンタープライズの館長、ジャン・リュック・

ピカード・・・知ってる？」

「私はおまえみたくオタクじゃないから、そんなこと知るか、んなこと

どうでもいいから」

「用ってなに？・・・どうせしょうもないことだろ？」

「あの、それが・・・って言うか、こんなとこと告っていいのかな？」

「そうだ、那月・・・帰りでいいから、えっちゃん「たこ焼き屋」に寄って

たこ焼き食って帰らないか？俺のオゴりで・・・」

「まじ？・・・イクイク・・・私、あそこのタコ星人が乗ってる

たこ焼き 大好き」

「俺も大好物だけど・・・那月のほうがもっともっと大好物かも・・・」

「なんだって？」

「あ〜聞こえてなかったらいい・・・あとでちゃんと告る・・・」

「いや・・・」

つづく。