俺にとって彼女は天使で、その制服姿は破壊的にエロい。
猫野 尻尾
第1話:噂の天本 那月(あまもと なつき)
いきなりだけど・・・。
お願いしたらエッチの練習させてくれるって噂になってる「
二年生・17歳。
そんな話、どこから降って湧いた噂かは分からない。
学校ではよくある、妬みや嫌がらせ、ただのでっち上げ、そんなタチの悪い
いたずらかもしれない。
だけど、それが本当だったらチャンスって思ってる俺
16歳。
俺にとってと那月(なつき)は幼馴染でお姉さんで学年が一個上。
まあ、年上だけど同い年みたいなもの。
だから俺は彼女のことを普通に那月って呼ぶ。
那月のことはガキの時から知っていて俺は異性を意識した初めての
女子が那月。
那月はツンデレのツンだけでデレのほうがない女でめちゃ口が悪い。
母親も口が悪いけど性格はサバサバしている。
那月の性格は母親からの遺伝なんだろう。
やっぱりサバサバしていてあまり体裁とか気にしないタイプでマイペース。
態度はデカいけどサディスティックって訳じゃない。
夏とか暑い日は平気でスカート捲し上げて手持ちの扇風機にでスカートの
中に風を送ってるような恥じらいなんかどこかに置き忘れて来たような女。
男子にパンツ見られても「きゃ〜」とかってパニクったりしない。
「ふん」って一瞥して終わる。
けど、けど、それをさておいても那月は可愛い・・・態度がデカい
くせに超可愛い。
しかも制服がめちゃ似合っていてこれまた反則的破壊的にエロい。
那月がそんな性格にもかかわらず俺は那月のことが大好きだ。
高校に入ってその想いはさらに強くなった。
那月のように世間体を気にしなくて人に媚びを売らない性格の女が
俺にはマストなんだ。
しかも那月は高校に入って俺のもっとも大好きな金髪ショートに
して来た・・・まじでか・・・撃沈だろそれって。
金髪ショート、もうそれ以上可愛くなりようがないじゃないかよ。
まるで天使だって・・・いや那月は俺にとって天使以上でしかない。
泣きたいくらい那月のことが好きなはずなのに俺は一度も自分の想いを
那月に告ったことがなかった。
いまのところめっちゃ仲のいい友達。
だけど俺の仲では友達以上。
毎晩、金髪ショートの那月を裸に剥いて彼女がヤラしい声出しながら、
ひとりエッチいことしてる姿を想像して俺も恥ずかしいことをしていた。
自分だけ異常なんじゃないかってダチに相談したら俺もそうだって
言われて安心した。
それでも日々悶々とした欲求を抱えて学校へ通っている。
性春は清く正しく美しいなんてあれは上っ面だけ、男子は常に
普通に振る舞ってるだけで頭の中はもうエッチいことが鳴門の渦みたいに
ゴーゴー渦巻いている。
で、当然のように誰かとエッチがしたい願望が膨らんでいくわけで・・・
その願望はまだピークにまでは達してない。
もしピークまで行ってたら、たぶん性犯罪者で捕まってるかもしれない。
それはヤッちゃいけないことを道徳心と理性でなんとか抑えていた。
だけどもし、させてもらえるなら好きな子のほうがいいに決まっている。
ってことは俺がエッチがしたい相手はただひとり・・・。
だからこそ那月がエッチの練習をさせてくれるって噂が本当かどうか
彼女に確かめずにはいられない。
もしそれが本当のことなら自分もお願いしてみてもいいかな〜なんて
俺は思っていた。
だけどよく考えたら、誰か他のやつが那月とそんなことしてるってことに
なってたとしたら・・・それはヤバいって俺は思った。
俺は誰だか知らないそいつにはヤキモチを妬いた。
じゃ〜なおさらだ・・・これをきかっけに自分の気持ちを那月に告って
しまおうって俺は思った。
早く那月をゲットしたかったし、いつかは想いを告げないと俺の性春は
那月ロスになって永久に終わってしまう。
俺の初エッチの相手は那月しかいないんだ。
那月のパンツを脱がすのは俺しかいないんだから・・・。
だけど、その前にデモンストレーションだな。
よし、思いついが吉日、出た日が命日、早速行動開始、那月・・・
待ってろよ、俺は勇気出して那月に告るからな・・・。
身に覚えのない噂を立てられた那月の気持ちも知らないで俺は勝手に
デリカシーのないことを思っていた。
告るのを先にするか、それとも噂を確かめるのを先にするか、それが
問題だ。
つづく。
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