第24話

北斗のお父さんには、ずっと女の人がいた。


…北斗のお母さんは、限界だったんだと思う。






それから数ヶ月後、北斗のお父さんは再婚して、その女の人は北斗の家に当たり前みたいに住み着いた。


その頃、だった。


北斗がバスケを辞め、黒髪がから銀髪に変わったのは…。






日々喧嘩、喧嘩に明け暮れる北斗。


何でも器用にこなす北斗は、その世界でもめきめき頭角を表し…。


皆が北斗を怖がったり、憧れの眼差しで見るようになった。


わたしと北斗が話していると、「いいなあ。」とか「すごいね。」とか言われる。





北斗は今でも、ただの普通の男の子なのに…。


そりゃ言いたいこと言ってくるし、むかつくとこは沢山あるけど。

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