第2話出会い
ジュエルは、繁華街に出た。人で賑わう街は猫の時の視点から、ぐっとあがって、人の視点で見る事が出来た。なんだかお腹が空いてきた。そうだ、この魔法の皮財布が有るからレストランで食事が出来る。早速レストランを探した。歩いている内に良さそうなレストランを見つけた。ここにしよう、ドアを開けレストランの中に入った。メニューを見て、サーモンのボイル焼きと、マグロのたたきを注文した。待っている間、ふと、昨日までのことを思い出した。レストランも、あのベッドタウンにもあったが、残飯だったもんな、今日は丸ごと食べられる。そう思うと急にお腹が空いてきた。メニューがきた。サーモンのボイル焼きと、マグロのたたきが、テーブルに置かれた。早速フォークと、ナイフを、手に取ったが、上手く使えない、何回やっても、上手くいかない。仕方ないので、口でそのまま食べる事にした。顔を皿に近づけて口でかぶりついた。美味しい!この幸せ、昨日までは、残飯だったのに、あの老婆には感謝しなければいけない!気づくとマグロのたたきはもう平らげた。サーモンのボイル焼きを食べようとすると、みんなが、こっちを白い目でみていた。皆んなが食事に戻るまで、しらん顔をしていた。まずいこの食べ方じゃ人間界じゃ食べられない、一人で、隠れてたべなきゃいけない、そうおもった。皆んなが元通りの状態に戻った。急いでサーモンのボイル焼きをたべたあと、口を、紙で拭いた。そして、店内を見回すと、一人カウンターで食べている、ハンサムな男を見つけた。その男の隣りに座ろうと、カウンターまで歩いた。男の肩を叩き、振り向いた時に、ウィンクをした。男は、少し驚いた様子だった。私は、隣りにすわり、男をじっとみつめていた。男は君綺麗だね、と恥ずかしそうに言った。それでも私はじっと男を見つめた。男は 俺ジョン、君は、そう言うと、私は、フォークで、テーブルにジュエルと書いた。ジュエルって言うんだ、ジュエル今日は1人かい?そう聞かれたので頷いた。君喋ってよ! そう言われても喋れないから、首を振った。どうして、そう聞かれたから、またフォークで、喋れないと、書いた。君喋れないんだ、障害者?と、聞かれたので、頷いた。ふーん綺麗な顔してるのにね、可哀想だね、君の家ここから近いの?そう聞かれたので困った。少し沈黙があった。じゃあ俺の家来ればいいよ、家族いるけどね、これ食べ終わったら、俺の家行こう私は頷いた。ジョンが、食事を終えると、車に乗って、家まで行った。ただいま、ジョンが、家の玄関で、言った。あらお帰り、誰その子?ああ、家がないんだって、だからあの空いている部屋この子に貸してやってくれないかなあ? いいわよ、ベッドもあるしね、丁度よかったわね そうして今日からジョンの家族の一員になることになった。ジョンはもう寝る?ときいてきたので、頷いた。綺麗なへやだった。じゃ、おやすみ!そう言ってジョンは、自分の部屋に行った。
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