オツベルと虎

Yaki Monja

オツベルと虎

「・・・夢?」

やっぱりオツベルはすごい。生きてたんだよ。

 でも白象には逃げられてた。

ある日、オツベルは市場で新しい動物を見つけたんだって。それは美しい虎だったんだよ。それはもう綺麗で見たらねぇキラキラしてたんだ。虎の鮮やかな皮を見たオツベルは、またしても商売のチャンスだと考え、虎を買い取ったんだよ。金ならいくらでもあるからね。彼はその虎を使って観客を集め、サーカスを始めた。しかし、オツベルの期待とは違い、芸ができないただの虎だったオツベルは次第に焦りを感じ、観客の前で虎を虎に向かってこう言った

『私がお前を買った理由は金を儲けるためだ。芸ができないただの虎ならいお前なぞまた売り飛ばしてやる』

その瞬間、虎はオツベルにこう言ったんだよ

「あなたが私を買った理由は、私の美しさを利用するためだけなのですか?そんなものなら私は市場にいたほうが幸せです。」

その言葉にオツベルはハッとした。彼は象のことを思い出し、反省した。

『私が悪かった君は君のままでいい』

次の日、オツベルは虎を解放したんだ。また収入源がなくなるのに、彼は動物たちとの本当のつながりを求め、自然の中での自由を尊重することを決意した。大きな成長だ。オツベルの心は次第に変わり始め、商売のことよりも、動物たちとの関係を大切にするようになったよ。

 そうしてオツベルが始めたのは、自然をいかした動物園。

こちらは大繁盛お金もジャラジャラしオツベルは幸せな生涯を過ごしたとさ。

 終わり

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オツベルと虎 Yaki Monja @horala

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