アルバイトしてたら特殊部隊にスカウトされました

おさとーきび

第1話 僕アルバイトォ!!!

俺は大学3年生の田崎海斗。家に国直属の特殊部隊が来てます。

何故こうなったのか?それは2日前のこと…


〜2日前〜

「アルバイト疲れたぁ…先輩、俺あと何時間で次の日ですか…」

「ん〜後3時間。頑張ってね〜」

このいつもホワホワしているのはバイトの先輩の前沢美香先輩だ。

客も来ない、先輩も眠い。もう帰っていいじゃん。

そんなふうに思っていた時だった。

店のドアが開いた。

「いらっしゃいませ〜」

前沢先輩がそう言った後、客はそわそわしながら棚の後ろに何かをしに行った。

「…後輩くん、どうしたのかなあの人。」

「さあ…トイレ行きたいんじゃないですかね」

「でもあっちトイレないよ?」

確かに…そう思った時だった。

突然店の中にガッシャーンという大きい音が響く。棚が倒れている。商品もバラバラだ。

するとその中から出てきたのは…

なんとパワーアーマーだった。しかもさっきの男が入っている

そして恐怖で腰が抜けている先輩にこう言い放った

「金を出せっ!!!早くしろ!!!」

先輩がすぐさまレジからお金を出す

そこで俺は思いついた。店には確か護身用のアーマーがあったはず…

戦闘用のやつとやりあえるか分からないが、一か八かやってみる事にした

「…?お前何してる」

「先輩が大変そうなのでアーマーを持ってくるだけです」

「そうか」

そう言ってパワーアーマーに入る。

「さて早く手伝ってもらおうか」

「…」

「おい早く」

「うおおお!!!!」

とにかく勢いよく強盗を押し倒す

「てめえ何しやがる!!」

そう言って強盗がアーマーの腕を展開する。そこから出てきたのは、ガトリングだった

「まずいっ!!!」

その時、外にヘリコプターの音と同時に装甲車が停車する。

なんで彼らが来たのか分からないがとりあえずそのまま抑える

「てめえここでぶち殺してやる!!!!!」

キュイイインとガトリングの銃身が回転し始める。

「射撃開始!!」

銃声が店内に響く。しかしその銃声は強盗のものではない。

「俺は、助かった…のか?」

「よくやった。君の名前は?」

「田崎海斗です。あなたは一体…」

「警視庁特殊犯罪対策課課長、林川洋平だ。」

「…なんて????」

「君たちの間では確かグレイシャルと呼ばれていたかな?」

「いや、そうじゃなくて…今、林川洋平って…」

そう、この林川洋平。俺の記憶が正しければ中学の部活が同じだった先輩である。

「?ああそうだが…君か!!部活が同じだった!」

「そうです!」

「海斗君この人って知り合いなの?」

「久しぶりだな。まさかこんな形で会うことになるとは…」

そう言って少し話す。やっぱ先輩、超モテてただけあって優しい。かっけえ。すっげえ。

「隊長。こいつ…」

「!…そうか分かった。今すぐ移送しろ。」

「了解!」

「さてそろそろ時間だ。またどこかで会おう。田崎くん」

そう言って先輩は戻っていった。

「…で、これどうしよう海斗くん。」

「どうしましょう…」

結局本社に連絡して片付けを手伝ってもらったのだった


そして現在に至る。

話を聞く限り「俺が指名手配犯を抑えてたから特殊部隊に入って欲しい」という感じらしい

いや適当に押さえつけてただけなんですほんとに勘弁してくださいまともに人と喧嘩した事ないんですお願いします

そう頼み込むこと数分。

女の人が来た。俺より年齢が下の。その時俺は何も気づかなかった。

そしてその人は俺に言った。

「…もしかしてお金に困ってる?」

「はい困ってます。」

「この部隊給料高いですよ〜」

「どれくらいですか?」

「任務1個ごとに40万円」

40万!?平均月給が任務1個で!?入る以外の選択肢はない!

「入ります!!!!!」

こうして俺は特殊部隊に配属された。

部隊長が後輩とは知らずに…

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アルバイトしてたら特殊部隊にスカウトされました おさとーきび @osatodayo

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