巨大ロボットあり、怪獣あり、宇宙人や魔法もあり――
楽しいものは、なんでもありの物語です。
そんなハチャメチャな設定でありながら、どこか哀愁を感じさせる世界観に強く心を惹かれます。
思えば昔から愛されてきた作品は、SFやファンタジーなどといったジャンルを越えたエンタテイメントが詰まっていたように感じます。
この作品も、そんな愛すべき物語の一つですね。
物語は主人公の女子中学生による一人称で進むため、バトルものながら優しい気持ちで読むことができます。
メカや友達のことを一生懸命に紹介してくれるのが、とても可愛らしいですね。
また、主人公の生い立ちには悲しい過去も秘められているのですが――
彼女のひたむきさに、逆にこちらが勇気をもらえました。
この作品に出合えて、本当に良かったと思います。
皆様も是非。オススメです。