川部ノススメ
@SBTmoya
第1話 貴方が筆を折る時
「どんなに努力したって、この人には勝てっこない」
「 努力してるのに評価が追いついてくれない」
「やっていることが無意味に思える」
「 こんな天才が沢山居るのでは、この世界に私の居場所はない」
…… そう、思った事はありませんか?
そして、思った後に、こんな事考えてませんか?
「 そろそろ現実を、見よう」
まあ、こう思う人は多いと思いますよ。
でもね、 そんな人に私はどうしても言いたい事があるのです。
つまりね、 「現実を、舐めんな」
……言う相手あってる? って思われました? あってます。
それは、現実を、見ようという人間に限って、得てして現実が見えてないからです。
では現実とは何だという話ですが、 前提として、私が現実を、ちゃんと生きてる証明をする必要がありますかね?
私は、高校を出てから、主に舞台を中心に仕事をしてきました。
器用貧乏でやらせていただいてるので、色々な劇団に色々な形で関わらせて頂きました。
役者もやりました。 脚本もやりました。 作曲もやりました。スタッフに付くこともあります。
そんなことを、20年以上は続けてる事になります。
一応結婚もしていて、飯は食えてます。
畑は違えど、貴方より先輩の可能性はあるんですよ。 どうですか?話を聞いてくれますかね?
そんなリアリストの私から、 何かしらの挫折にあって、今まさに筆を折ろうとしてる貴方に、
「現実」を見ようとしてる貴方に、わたしが、 今まで貴方が聞いたことも無いような非情な「現実」を突きつけさせて頂きますね。
あのね、 やめるって言うのは、 死ぬって意味ですからね?
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