第18話 村人の家作り1
今日は朝から村人たちの家作りだ。家作りと言ってもすぐに作れるわけではないので、まずは木の伐採からスタートだ。スマホでまず斧を購入して木の切り方から指導していく(スマホで調べた伐採方法)それから枝を払ってから乾燥させるので、必要数を切るところまでが、しばらくの仕事になる。朝食は昨日説明していた土鍋で米を炊いてもらって、購入した魚を焼いてもらってから朝食を食べてもらった。
最初の方だけ、木の伐採を指導しながら監督して、問題ないようなので昼からは畑を作って、夏野菜を植えようと思っている。ラナさんと村人の女性衆達と一緒に鍬で耕して畑を作っていく。畑を作り終えたら肥料を混ぜて、トマト、ナス、キュウリなどを植えようと思っている。私が好きなものなので独断で決めさせてもらった。
夕飯は村人達に肉と野菜を渡してなにか作って食べるように言って、私たちは弁当屋で購入した、親子丼と豚汁で夕食を済ませた。
「ラナさん、今日食べた親子丼と豚汁はどうだったかな?」
「親子丼はご飯と具を一緒に食べれて美味しかったです。豚汁の方は具がたくさん入っていて、味もしっかり付いていて美味しかったです。
「それはよかった。まだいろいろあるからまた今度違った丼ものをだすようにするよ」
今日は畑仕事で疲れたので、ラナさんと2人缶酎ハイを飲みながら、夕食後は部屋でまったりしている
「ラナさん、なんか難民の人達からいつの間にか領主様って呼ばれるようになったんですけど」
「んー、一応領主でもいいんではないですか?この島は他に住んでいる人いないですし、島じたい女神様の計らいで住まわせてもらっているので。
「私が領主になるということは、ここは私の領地で、村ってことになるのかな?」
「そうですね。人も少ないしまだ家も作ってないから開拓村ってとこですかね?
「まー、とりあえずあの人達が飢えることがないように、自給自足出来るようにしていくかな」
「裕二さんは食べ物などなんでも購入出来るみたいですけど、それだとダメなんですか?」
「あんまり与えすぎると、贅沢を覚えてしますし、自分達でなんとかしようとしなくなるからね。それに今はいいけど、私もいつかは寿命で亡くなるからその後のことも考えて村人達が自分たちでなんでも出来るようにしないとね」
「裕二さんはいろいろ考えてますね」
これからの事や将来の展望を話していたら夜が深けて来たので今日は早めに休むことにした
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