第3話

 エミール君が来てからしばらくち、彼は研究室の皆とすっかり打ち解けたようだ。朝やきゆうけい時間によく、研究室の皆と笑いあいながら気軽に話しあっているのを見かける。

 彼はいつの間にか皆の研究の得意分野についてあくしており、よく他の人にも相談に行っているようだ。それを遠目からながめつつ少しさびしさを感じながらも、彼の研究のプラスになっているようで良かったと思う。

 そんな中、私の幼いころからのこんやく者である、この国の第一王子・アーネスト殿でんの学院卒業が二ヵ月後にせまっていた。

 アーネスト殿下は王家特有の燃えるような赤色でねたたんぱつ、目つきはするどく黒い瞳、火のようなれつな性格をしている。私とは数ヵ月に一度ある行事ぐらいでしか交流がないが、会う時はいつもげんだ。周りの臣下もそんな殿下に手を焼いているらしく、困っているのを何度も見かけたことがある。

 殿下の卒業後は結婚準備をしなくてはいけないため、私は研究室をめ王宮に移り住まなくてはならない。

 エミール君と一緒にする研究を、とても楽しく感じていたため名残なごりしい。正直、今まで生きてきた中で一番研究が楽しいかもしれない。

 彼と研究のことについて話すのはもちろん、教えたことは何でもすぐに吸収してくれて、細かいところにもよく気がつき、書類作成もていねいゆうしゆうなエミール君と一緒に研究することは、かゆいところにも手が届く感じで今までになくはかどっていたのだ。あと、二ヵ月で終わってしまうなんて。

 私は研究室で取り終わったデータを書類にまとめる作業をしながら、少しためいきをついた。

「おつかれですか?」

 横のデスクで作業中だったエミール君が、私がついてしまった溜息に反応する。

「いや、研究が出来るのもあと少しかと思うと……」

「あと少し? フレデリカさんは、研究を続けられないんですか?」

「そう……だね。エミール君の留学が終わるより前に研究室を辞める予定。私が最後まで教えられないことは申し訳ないのだけれど……。でも君は他の皆とも上手うまくやり取り出来ているから問題ないと思う。ちゃんと最後まで協力するし心配しないで」

 心配する彼を安心させようと研究には問題ないことを告げたが、彼はなつとくせず表情が険しくなっていった。

「いえ、そんなことより、なぜフレデリカさんが研究室を辞めなければならないんですか?」

「ああ。私はアーネスト殿下の婚約者で、二ヵ月後に結婚準備に入るため研究室を辞めることになっているの」

「結婚したら辞めなくてはいけないんですか? フレデリカさんは、望んでいないのでは?」

 彼の少しおこっているかのような勢いに少し押されてしまう。

「仕方のないことでしょう? 出来れば研究を続けたいけれど、おうになるからには自分の都合で研究を続けたいなんてワガママは許されない」

「なんで……、僕だったら……っ!」

 彼は悲痛な表情をかべると固く手をにぎりしめた。いつしゆん私から目線を外し、軽く息をくとまた私を見つめ直した。

「いえ、フレデリカさんほどの才能の持ち主に研究室を辞めさせるなんて、その方が国益をそこなうでしょう」

「大げさな。過大評価でしょう、それは」

「そんな……」

 今でさえ、私は道楽でやっていると自覚している。今やっている人工魔石の開発も辞めるまでには間にあわない。データを取っておいて、いつか私の後に来た同じ研究をする後続に残すことが私に出来ることだ。

 研究室に勤めている以上、研究結果を国内で発表することはあるが、世界的な学会で何かを発表したことはないし、論文を送ったこともない。道半ばで終えることがわかっているから、ちゆうはんなことは出来ないと思っている。

 興味がかれたものに片っぱしから手を出し、ただ自分が楽しいからという身勝手な理由で研究しているのだ。

 ローレンツこうしやく家というきよだいな権力があるから、結婚までのワガママを許されていた。そもそも女性が働くこと自体、しゆくじよとしては白い目で見られる。結婚したら、なおさら働くことは許されない。あとぎを産むことが一番の仕事だからだ。

 ここまで話してから、私は休憩時間ではなかったと我に返り時計を見るが、丁度お昼の休憩時間の鐘の音が流れる。

 エミール君は一瞬躊躇ためらうような表情を見せた後、しんけんな表情で私に向きあった。

「昼食を一緒に取りませんか? よければお話をもっとしたいのですが」

 私はいつも研究にぼつとうしていて昼食を取らないか、デスクで食事を済ませることがほとんど。だけれど、話をしたいのならとしようだくした。

「僕はお弁当を持ってきているのですが、フレデリカさんは?」

「私も持ってきているから、どこで食べても大丈夫」

 私達は研究室を出てろうを少し進んだ先の休憩室に入った。水場や四人け程度の大きさのテーブルがあり、便利なのだが古く少しせまい。研究室のみなは共有せつであるれいなカフェテリアで、昼食を買って食べることがほとんどらしい。そのため、休憩室には私達以外にだれもいなかった。

 私達は休憩室にあるテーブルに対面で座り、持ってきた昼食を広げた。

「え? それは……? 長方形の小麦色の棒状……? 食べ物ですか?」

 エミール君は、私が持ってきた昼食にげんな顔を浮かべる。

「ああ、これは家の料理人に作ってもらったけいたいしよくひん。便利。すべての栄養素がまっているし、片手で食べられるから作業のじやにならないの」

 研究室に通い始めた当初、私が昼食を取らなかったことでせてしまい、それからは家の者達からお弁当を持たされた。しかし、それも時間がないからと手をつけなかったことが多く、私に少しでも食べさせるように考案された食料だ。

 いつもは気がついた時に食べるか、エネルギー不足で軽いめまいを覚えた時に食べる。

「えっ……、なるほど。食事も効率性重視なんですね。美味おいしいんですか?」

「そう言えば、味は気にしたことがなかった。食べやすいから美味しい……と思う。食べ物は栄養さえあればいい。しやく自体も面倒くさくて、食べないことが多いから……」

「いつも研究をしていて食べているところを見ていないと思ったら、本当に食べていなかったんですか……」

「時々は食べているから、問題はないよ」

 彼が私にとても残念な子を見るような視線を向ける。家の者にもよく向けられる視線だ。

「フレデリカさんがいそがしいと思ってえんりよしている場合じゃなかった……。これから一緒にお昼をちゃんと取りましょう」

「……遠慮? わかった。それより、君はカフェテリアでいつも食べていると思っていたよ」

 彼は一瞬苦々しい表情を見せると、困ったように答えた。

「カフェテリアは色々と面倒なんですよ。なので、いつも一人でここで食べています」

 私は少し意外だった。エミール君は親しい研究仲間も出来たように見受けられたのに。昼食はいつも彼らと共に取っていると思っていた。

 しかし、彼は高位貴族なので色々と事情があるのかもしれないと勝手に納得した。

 それからエミール君がきんちようしたおもちで、やや声をひそめて聞いてきた。

「アーネスト殿下との関係を聞いてもいいですか? 言えないならだいじようですが」

 私は口の中の物を食べ終わるとうなずいた。

「殿下と婚約したのは、十歳の時。私には兄がいるのだけれど、兄はローレンツ侯爵家のこうけいしやに決まっている。だから、このえんだんは将来のばん固めでしょう。私と殿下との間に子どもでも出来れば……」

 エミール君の手が止まりピクリと顔が引きつったが、すぐにみを浮かべた。

「いえ、そういうことではなく。フレデリカさんは殿下のことを、どう思っているんですか?」

殿でんのことを……?」

 頭の中に殿下のことを思い浮かべてみるが、私にとっては仕事のいつかんというにんしきしかない。

「……どう思うか以前に、殿下とはあまり接点がない」

「接点がない? こんやく者なら……夜会へいつしよに参加するとか、デートとかするでしょう?」

 エミール君が、苦虫をつぶしたような表情で聞いてくる。

「デート? 夜会は出席ようせいがあったものだけに一人で出席して、あいさつなどの務めを終えた後は、かべぎわでずっとどうの構造魔法式を考えていたかな。そうすると数時間はあっという間で、時間が来たら帰るという仕事だった」

「殿下は出席すらしなかったんですか?」

 エミール君がきようがくして目を見開いている。

「いや、多分来ていたのではないかな? 遠目に赤いかみの人物を見た気がする。だけれど殿下の弟君のリュカ殿下かもしれない。同じ赤い髪をされているから」

「……そうですか」

 エミール君の顔がますます険しく変化する。これがつうだと思っていたが、他国からすれば信じられないこうなのかもしれない。

 我が国の評判が下がってしまうと少しあわてて、私はフォロー出来るようなことを高速で脳内けんさくする。

「いや、でも殿下は国の行事にはちゃんと出席していたから問題はないと思う」

「フレデリカさんに全部をまかせていたんじゃないですか?」

 やっと見つけた殿下のフォローが出来そうなことを、すぐに否定されてしまった。

「……それでも支障はなかったから大丈夫。殿下は事前に行事の手順を覚えないタイプだったから、殿下に覚えるよう進言するより後で怒られることになっても、私が全部覚えておいてその場で教える方が行事はとどこおりがなかったから」

 とつうそをつけなかった私がなおに答えてしまうと、エミール君の顔がスッと真顔になり表情が消える。

「殿下はフレデリカさんにおこっていたんですか?」

 エミール君の冷気を感じるような少し怒った表情に、わずかにおびえそうになってしまう。

「そ、そうだけれど、適当にったらすぐに去っていくだけだし。殿下が失敗しないように先回りして全てフォローすることは婚約者としての役目でしょう?」

 エミール君は顔をクシャッとさせ、泣きそうな表情で私を見つめた後、私にさとすように告げた。

「それは婚約者としての役目ではないし、普通は怒っていいんですよ」

「怒る……?」

「フレデリカさんが殿下をフォローすることで感謝されるならわかりますけど、怒られるってじんじゃないですか」

「私はそもそも、このことにいかりを感じていないし……」

 怒っても相手を変えられるとは思わない。殿下は私と婚約した十歳のころから常に怒っていたし、そういう性格なのだろう……と思っている。それに、これが婚約者としての私の仕事なのだろうとも思っていた。

 婚約者の役目ではないと言われると、じゃあ何が婚約者の役目なのだろう? ……と考えて私がだまっていると、エミール君は少し低い声で聞いてきた。

「……なんで、そんな男をかばうんですか?」

「え?」

「フレデリカさんは殿下のことが好きだから、何をされても許してしまうということですか?」

 たんたんとした口調で聞いてくる彼の表情からは、全く感情が読めない。

「好き……?」

「ええ」

「それは、世間でいうこいとか愛とかの話?」

「そうです。フレデリカさんは、そういう意味で殿下のことをどう思っているんですか?」

 彼は変わらず無表情で、何を思って聞いているのか察することが出来ない。いつも彼は表情豊かなせいか、無表情のままでいられると少しこわく思える。

「殿下のことは好きだとか考えたこともないし、それにそういうものは貴族のこんいんに不要でしょう?」

「そうですか……」

 エミール君は片手で口をおおいながら、視線をななめ下に移して考え込んでいる。

「それに人に対して好きやきらいと感じることが、そもそも理解出来ない」

「理解出来ない?」

 彼は私に視線をもどし、首をかしげる。少しいつものエミール君に戻ったように感じられた。

「明確な定義があるわけではないし、人によってちがうもの。魔道具みたいに、この構造魔法式で動くという明確な答えが出せるものでもない」

「そうですね」

「それに私には必要じゃないし」

「必要じゃない?」

「そういう気持ちを理解したとしても、私の結婚はすでに決まっているし何か変わるものでもないでしょう?」

「でも、人を好きになるって楽しいですよ?」

 エミール君が切なげな目を私に向けながらうつたえてくるが、彼が言っていることも理解出来ない。

「うーん。私には魔道具以上に楽しいことはないかな。今は少しでも研究をする方が大事」

 昼食時間も終わり、私達は研究室に戻り作業を続けたが、エミール君は顔をしかめてずっと何かを考えているようだった。



 それから一ヵ月半ほどったある日、めずらしく父のしつ室に呼ばれた。結婚のための準備が始まるので、その話だろうか。

 私は執務室の前に立ちとびらを見上げる。この厚く重い扉と、言葉少なくすべてをきよぜつするようなふんの父の姿が重なる。やや立ち止まりかくを決めると扉をノックした。

 父の従者に扉を開けてもらい入室した私は、久々に父と対面した。父はいつもいそがしく、家にいることもほとんどないのだ。

 今年四十五歳になる父は、色白のせ気味でくろかみをオールバックにでつけている。相変わらず父はけんしわを寄せて難しい顔をしており、りが深いせいか目元はかげが落ちて暗く、私と同じ色をした金色のするどい目つきがこちらを委縮させる。

 父に向かってカーテシーをして挨拶を述べると、父は座ったまま頷いた。父が座っている執務机の前まで足を進めると、父に王家からの書簡をわたされ何事かと思う。

 その書簡に目を通すと、王家から『アーネスト・ラザフェストとフレデリカ・ローレンツのこんやく』の通達がさいされていた。通達日の日付は数週間前である。

 私は目を大きく見開き青ざめた。

「え? ローレンツこうしやく家としてはえいきようがあるのでしょうか? それに日付が数週間前ということは、もう終わったことでしょうか?」

 私は自分が家の不利益になってしまったのかと、父から失望されるきようで身をすくませたが、父は落ち着き平然としている。

「それを寄こしなさい」

 書簡を父に返すと、父はそれを雑に丸めて横に置いた。

「そうだ。もう終わったことだ。全て片づいてからフレデリカには知らせようと思っていた。侯爵家としても婚約の解消を正式に受け入れ、手続きは既に済ませてある」

「……そうですか」

 自分の背筋にあせが伝うのを感じる。私の価値は殿でんと結婚をし、侯爵家に利益をもたらすことだと思っていたので、急に自分の価値がなくなってしまい足元がくずれたような感覚におそわれた。

「これはあちらの都合で、こちらには何もはない」

「あちらの都合……ですか?」

「ああ……。くわしくは言えないが、侯爵家として何も損害はない。むしろ有利に……いや、このことについては、私が色々と進めているので心配しないように」

「そう……ですか」

 何も損害はないと言われたことで、私は少し体温が戻ってくるのを感じた。父がそう言うのなら、政治的な判断をした上で受け入れたのだろう。

「あの、殿下との結婚がなくなったということは……私は何をすればいいでしょうか?」

「何もする必要はない」

「何も……? では研究室をめなくてもいいのでしょうか?」

「そうだ。辞める必要はない」

 父のその言葉に、もうしばらく研究を続けられそうで安心する。

「そうですか。ありがとうございます。それで、私には新たな婚約相手がいるのでしょうか?」

「フレデリカには……、結婚したい相手がだれかいるのか?」

 私は父が言った意味が理解出来ず首を傾げた。

おつしやっている意味がよくわかりませんが、私はお父さまの決定に従います」

「そうか……」

 父はますます眉間に皺を寄せると黙ってしまった。私の婚約相手はまだ決定していないのだろう。家と家がからむ問題だから、すぐに決められることではない。そのうち、ローレンツ侯爵家の利益になるような婚約相手をしようかいされるのだろう。

 そのままちんもくが続き、やがて父から退室をうながされた私は礼をすると執務室を出た。

 扉の前できんちようかんから解放されると、大きくあんためいきをついた。新たな婚姻が結ばれるまで、ほんの少し研究を続けられるゆうが出来た事実はうれしい。



 それが昨日のこと。そして今朝、私が研究室に着いたたんエミール君に研究室でとつぜん結婚を申し込まれたのだ。

 私は彼からの申し出を「父であるローレンツ侯爵に正式に申し入れをしてください」と断ったのだが、そのまま始業のかねが鳴り研究に集中して朝のことを忘れていた。

 昼きゆうけいの鐘が鳴るとエミール君から昼食にさそわれる。最近は、私があまりにも食べないことを心配した彼から、昼休憩になると必ず声をかけられる。いつもの休憩室に移動し、家から持ってきたいつもの細長くて四角いけいたいしよくひんを食べていると、対面に座った彼がじっと私を見つめている。

「……フレデリカさんが好きすぎる……」

 彼がつぶやいたみやくらくがない言葉に、食べていた物をのどまらせそうになったがなんとか飲み込んだ。

 私がげんな顔をしてエミール君を見ると、彼は少しおくれて自分の発言に気づいたようだ。

「あ……。フレデリカさんが両手でサクサク食べている姿がカワイイなぁ……と。そう思ったら、心の声が自然に出てしまって」

「申し訳ないけれど、私はそういうことを言われた時に、なんて返事をすればいつぱん的に正解なのかわからない。習ったことがないし」

 私は今後もこういうことが続くようなら、今の時点でどう対応すればいいのかわからないと、彼に開示しておこうと思い伝えることにした。

「正解はないですけど……。今の『好き』は、単に勝手に口から出てくる独り言みたいなもので、返事は求めていなかったのですが……」

「じゃあ、『好き』って言われても返事はしなくてもいいということ?」

 彼は少し考えてから首を横にった。

「いや……ほしいですね。僕は、フレデリカさんに僕が言っている『好き』を理解してもらってから、返事がほしいです」

「……『好き』を理解してから……?」

「ええ。まずフレデリカさんは、『好き』も『きらい』もよくわかってないですよね?」

「……わからない」

 私がしばらく考えてからなおに答えると、エミール君はな顔でうなずいた。

「僕はこれから毎日、全力でフレデリカさんに『好き』を伝えます。フレデリカさんのことが好きな僕をサンプルとして観察してもらい、『好き』とはどういうことなのかを、研究して理解してほしいです」

「観察して研究する……」

「『好き』という気持ちが理解出来た時に、僕に対して返事をください。多分その時には、僕のことを受け入れてくれるのか判断が出来ると思います」

 私をしっかりとえた彼の目からは、しんけんな様子が伝わってくる。

「わかった。私なりに理解出来るようにがんってみる。全力で君が伝えようとしてくれるのなら、私もそれに対して向きあわないとフェアじゃない」

「……本当に、そういうところ大好きです」

 彼が嬉しそうにみをかべるのを見て、喜んでくれるのなら『好き』という気持ちを理解出来るよう努力しようと決めた。

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