学院での授業における「国家への奉仕の為の教養」を偽善的で無価値として、「自然」に憧れを抱く少女・エレノア。
12年前、衛星機士である父を亡くした彼女は、幾度となく父に思いを馳せた。
そんなある日、不思議な青年と出会う。その出会いを通じて「この世界にもまだ、私の知らない"未知"が残っている」と確信し、冒険心を熱くする。
しかし、エレノアには胸の内にある本当の望みがあった。
本心を押し殺し、夢を追うことによる弊害を恐れ、その恐れを家族にすら見抜かれる。
その本心とは、父から聞かされた「御伽噺」。彼女の起源。
この星の外を夢見て、惑星間を旅するという先祖が行っていた壮大な夢。
―――――いつか、私もその青い星座の中を飛び回りたい。
エレノアと謎の青年・テラ。そして、賛同してくれる友達。
出会いが、夢を押し上げていく――――!!