◆【エリア紹介:美白村】◆

◆【エリア紹介:美白村】◆


【地域概説】

 ファゲルズァート島の西側大樹海の入り口近くにある村です。

 メインシナリオで関わるのは【MAIN SCENARIO:美人の島の魔法の鏡】のみとなります。

 美白村とロクザの原初の樹で構成されています。


◆美白村

 ロクザの実という美白効果のある特別な木の実が有名な小さな村です。

 発生するイベントの詳細は【MAIN SCENARIO:美人の島の魔法の鏡】の頁をご覧ください。


 美白村で村民のNPCから情報を集める展開になった場合は、以下にサンプルを用意しておきますので参考にしてください。


・・・二十代? くらいの女性①

「ようこそ、美白村へ。何もない村だけどゆっくりしていってくださいな」


・・・二十代? くらいの女性②

「美人が多いのがこの村の自慢ね。特に肌が綺麗って外から来た人達には言われるわ。この村の名産品のロクザの実に美白の力があるからかしら? ちなみに私は今年で五十歳よ」


・・・三十代? くらいの男性①

「この村の奥にはロクザの原初の樹というものがある。かつてこの地を治めていた領主の娘さんが植えた樹で、あの樹のおかげでロクザの樹がこの村に増えて美白の村と呼ばれるようになったんだ。領主の娘さんはとても優しくて、領民にとっては陽だまりみたいな人だったそうだが……まさか、あんな最期を迎えるなんてね。可哀想な話だよ」


・・・三十代? くらいの男性②

「ロクザの原初の樹に行きたいって観光客が多いんだが、それは無理な話だ。領主様からこの地を受け継いだ村長が管理をしていて許可がないと入れないからな」


●美白村村長の家

 美白村村長の屋敷です。村長である黒いドレスを着た銀髪碧眼の年齢不詳の女性が住んでいます。探索箇所はありません。

 村長はロクザの原初の樹の管理者で、彼女の許可がなければロクザの原初の樹に近づくことはできません。

 ロクザの原初の樹関連は【MAIN SCENARIO:美人の島の魔法の鏡】の頁に書くため、この頁にはシナリオに関係のない村長から得られる情報について記しておきます。


・領主の娘について

「かつてファゲルズァート島がファゲルズァート大陸だった時代、現在のファゲルズァート島にあたる地域を治めていたのがアルヴレイズ伯爵家じゃ。中でもミロワール=アルヴレイズ嬢はとても美しい容姿をしていた。ミロワール嬢は容姿だけでなく内面も美しく、民のことを大切に思い、領民一人一人に分け隔てなく接し、民が忙しい時には貴族であるにも関わらず平民を手伝ったりととても大貴族の娘とは思えない型破りな……しかし、とても優しいお方じゃった。……ファゲルズァートにはかつて学園があり、貴族の子女は学園に通うことになっておった。ミロワール嬢もまた学園に通うようになると、その美しい美貌から男子生徒達の注目を集めるようになった。……それを好ましく思わない者も残念ながら少なくなかった。女の嫉妬は怖いものよ。男子生徒達の注目を集めていたミロワールは大貴族の令嬢達に恨まれ、彼女達が雇った者達によって囚われ、令嬢達の手で顔を焼かれてしまったのじゃ。ミロワール嬢はこの世のものとは思えない怨嗟の声を上げながら命を落とした……これには、ミロワールの美貌に嫉妬し、少しだけ調子に乗っているミロワール嬢を懲らしめてやろうと思っていた女生徒達も驚いたことじゃろう。……まあ、ミロワール嬢は自らの美しい容姿を誇示することも、男子生徒達を誘惑することもなく、普通に学園生活を送っていただけだったのだから災難という他に表現しようがないのじゃが。あの事件以来、アルヴレイズ卿は中央貴族や王家に不信感を抱き、宰相を辞してファゲルズァート王家と袂を分かった。……そして、娘を守れなかった不甲斐ない自分を許せず一度は貴族の立場を捨てたのじゃ。……この時の彼もまさか、そう日が経たないうちに地殻変動で大陸のほとんどが沈み、王家や中央の貴族達が命を落とすことになるとは思っていなかったのじゃろうが」


・村長の年齢について

「女性に年齢を聞くのはデリカシーに欠けるのぉ……まあ、分からんというのが正しいだろうな。百を過ぎてから面倒になって年齢を数えてはいないのじゃ」


・アルヴレイズ伯爵家との関係について

「儂はアルヴレイズ伯爵領の農民の出じゃ。まあ、小さな村の村長の家に生まれて、その関係で父の村のまとめ役の仕事を手伝っていたのじゃ。アルヴレイズ伯爵家のミロワール嬢とも幼少期はよく遊んだものじゃ。……アルヴレイズ伯爵家が貴族の地位を捨ててから、この地は空白地帯になった。貴族達は例の一件でアルヴレイズ伯爵家に罪悪感があったからか、この地を狙うことは無かったが、旧領地を纏める役割が必要になった。その役割を故アルヴレイズ卿から頼まれたのが妾ということになるのう」


●美白村商店『ロクザ』

 美白村に唯一ある商店です。観光客向けの商品を販売しています。


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・美白の水

 美白村の近くの泉の水。肌艶が良くなるという噂がある。APPを1D3ポイント上昇させることができる。金額は100円相当。


・ロクザジュース

 ロクザの実で作った特製のジュース。APPを10ポイント上昇させることができる。金額は20,000円相当。


・ロクザのコンポート

 名産品の一つに数えられ、美白村のコンポートとも呼ばれる。APPを20ポイント上昇させることができる。金額は30,000円相当。

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●美白村旅館『柘榴亭』

 美白村に唯一存在する旅館です。

 スタンダードルームとスイートルームの二つがあります。

 スタンダードルームは一泊20,000円、スイートルーム一泊15,000,000円となっていますが、スイートルームは【MAIN SCENARIO:美人の島の魔法の鏡】の終了後まで早乙女さおとめ紅緒べにお一行が泊まっているため、宿泊することができません。

 宿代に食事も含まれているため、一日に三食分部屋で食事をすることができます。

 スタンダードルームでは睡眠を取ることで耐久値HPを1D3、魔力MPを全回復、正気度を1D3回復することができます。

 食事をとる場合は1D4の耐久値HPを回復することができます。

 スイートルームでは睡眠を取ることで耐久値HPを1D20、魔力MPを全回復、正気度を1D20回復することができます。

 食事をとる場合は1D20の耐久値HPを回復することができます。

 なお、睡眠を取らない場合は次回睡眠を取るまで全ての技能値に-40した値で判定を行います。

 美白村旅館『柘榴亭』の受付は七時から二十時までの対応で、美白村旅館『柘榴亭』も基本的にはその時間に限られます。


◆ロクザの原初の樹

 美白村の奥地にあるロクザの原初の樹です。

 発生するイベントの詳細は【MAIN SCENARIO:美人の島の魔法の鏡】の頁をご覧ください。

 原初のロクザの大木が中心に植えられた広場のようになっています。

 近くには祠があり、鏡が安置されています。また、「ロクザの樹を大切に育てていた領主の娘の鏡、形見としてここに安置する」と祠に刻まれています。

 広場は大樹海側に二人、美白村側に二人、警備の人員が割かれていて、村長の許可がなければ広場に足を踏み入れることはできません、




◆美白村のバス停

 バス停です。リュレーエ駅、コンターチ駅、大樹海駅、アクアリーティア駅、アルミーナ駅、美白駅、リンプレント駅、ゼルン駅、クレーター高原駅、グローヴ駅の合計十駅ありますが、初期の時点ではリュレーエ駅、コンターチ駅、アクアリーティア駅、アルミーナ駅、リンプレント駅、ゼルン駅、グローヴ駅の七つの駅しかありません。

 路線はリュレーエ駅、コンターチ駅、大樹海駅、アクアリーティア駅、アルミーナ駅、美白駅、リンプレント駅、ゼルン駅、クレーター高原駅、グローヴ駅、リュレーエ駅の西回りとリュレーエ駅、グローヴ駅、クレーター高原駅、ゼルン駅、リンプレント駅、美白駅、アルミーナ駅、アクアリーティア駅、大樹海駅、コンターチ駅、リュレーエ駅の東回りがあります。

 一区間ごとに500円相当の費用が必要で、一区間の移動時間は30分とします。なお、解禁されていない駅についても通過したという形で計算します。

 『シトラスカード』を持っている場合は代金が掛かりません。

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