第4話 飴玉には様々なものがあった。

人の知恵は進み、飴玉の種類は増えていった。


ある飴玉は、食べるだけで気持ちよくなり、心をときめかせた。

ある飴玉は、嫌なことを忘れさせ、悲しみを癒やした。

ある飴玉は、食事をせずとも満腹感を与え、飢えから解放した。

またある飴玉は、心を晴らし、希望を与えた。


人はこれらの飴玉を手に入れるたびに幸福感に満たされ


「これこそが新しい楽園だ」


と感じた。

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