第2話これって第2わ・・・ちょっとくどいか
さあやってまいりました、素晴らしき異世界!
見てくださいこの圧巻の光景!ケルト調の音楽が流れてきそうな町並み!っていうかもう流しちゃっていいんじゃないですか?アニメ化したらもう流せちゃうからな、ほら見て下さいこの大勢の人々獣人エルフドワーフ竜人も居ます!・・・ていうか、よく考えたらアニメ化するかって俺が面白い主人公になれるかに懸かってるのか。うわてか、この話が人気になるかって俺の手にかかってんのか。え、普通に重くね?いやめっちゃきついけど。まあ別に・・・いやでもやっぱ折角なら大人気シリーズの主人公になりたいよなぁ。まあやれるだけのことはするか。あ、ちなみに俺に情景描写を押し付けた作者のことはもう完全に当てにしていません。俺がどう頑張るか、それだけです。
えー、ではまず、今俺はいきなりの異世界転移に呆然とし、どうにか声を絞り出して「ここは・・・どこだ?」と言ったところです。あー、第1話にはどうやら作者の誤植で「どこは・・・ここだ?」となっているようですが、どうぞ気にしないでください。
※誤植ではありません
・・・おい、こんなしょうもないこと訂正するためだけに出てきてんじゃねぇよ・・・。あらすじぶりだなオイ。なあ、お前には言いたいこと聞きたいことが山程あるんだぞ。だけどな、お前がしゃしゃり出てきたら作品の雰囲気が崩れるんじゃねぇかって心配してどうにか飲み込んでたんだぞ俺は。なあ。お前がそうやって好き勝手でてくるんだったらこっちも好き勝手やるぞ?普通にここで悟り開いて無の境地にたどり着いたっていいんだぞ?そしたらこの作品は・・・が一生続くだけの4分33秒みたいな特殊なヤツになっちまうぞ?ちょっと4分33秒を卑下するような言い方になっちゃった。すいません。
とりあえずお前でてくんなよもう。俺ほんとにこの作品ちゃんとした異世界ファンタジーにしたいの。普通に話を進めたいの。なあ俺はいつまで転移したその場所で突っ立ってんだ?そろそろ冒険者ギルドに行かないと。町中転移で冒険者ギルドに行くのが三話目って多分遅いから。しらんけど。とにかく今日中、いや今話中に行くぞ!いいな!
ヒラ・・・ヒラ・・・。
『疲れた』
すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ・・・・・・
「テンテレテンテンテ」ブチッ
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