第13話 堪忍袋の緒が切れました(2)

「わっ!」

「えぇ~!」

「きゃ~!」

「やだぁ~!」


 僕の無双ぶりを廊下の左右で観戦していた同級生やクラスメイト……。特に階段側に集い観戦してい男女が、自分達の群れの中にヤンキー娘が飛んできたから驚愕し、絶叫を上げる。

 僕はその様子を見てニヤリと気味悪く微笑んでやる。


 だってこいつらはいつも僕のことを見下しながら見ては、虐められる様子を嬉しそう……。高笑い……。自分達のお腹を抱えながら笑っていた者達……。


 そう僕が廊下で張繡さん達ヤンキー娘グループに虐められている様子を侮り、蔑み、嘲笑いをしながら観戦していた奴等ばかりだから。今度は僕がみなを嘲笑ってやったのだ。


 そして僕を襲うのならば、いつでも襲ってこいよ! お前等も張繡達のように殴り、蹴り回してやるからな。その覚悟があるならばいつでも襲ってこいよ。


 今の僕は双子のエルフの女神に前世の封印を解除してもらい、英霊持ち化しているから、いくらヤンキーしていようが。普通の奴等だと僕に勝利できない。それでも良いならばかかってこいよ! 


 僕は気持ち悪く笑いながら無言で観戦者達へと告げると。時間の無い僕は呻る張繡さんやヤンキー娘達はこの場で放置して踵を返し。いい子だから生徒会長女王様の下知で購入した惣菜パンを彼女許へと届けるためにまた走り始めるのだった。



 ◇◇◇




(お願い)


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