第14話 第二の関所を強行突破!(1)
よーし、行くかー!
僕は自分の教室の前に着くと──扉を睨むように見詰めながら自分自身に気合を入れるのだ。
多分扉の向こう側には、今日も自分達のストレス解消……。鬱憤晴らしを僕のこの丸々した巨躯に蹴りや足踏み等をしてストレスを、解消をしてやろうと
だから僕は幼馴染で元カノの張繡には少し悪い、可哀想な事をしたとは思うけれど。アイツを蹴り倒して第一関門は素早く突破できたので、今度は第二関所を強襲──突破して、僕の虐めを幼い頃から指示してきた我が校の
◇◇◇
《ガラリ!》
僕は勢い良く自分の教室内の扉を開けた。
……ん? あれ、いない?
あれ
そう今迄、毎日のように僕があいつの御機嫌取り……。出来るだけ虐め行為に遭いたくないからとお昼時間の買い物係……。
僕は、あの阿保の下知で売店へと惣菜パンを買いに行く行為を今日でやめると、リちゃんへとハッキリと断ろうと思う。
それも今僕のポケットに入っている焼きそばパンをあいつの顔にぶつけて、ふざけるな! と怒声を吐いてやろうとも思う。
そして最後に尻叩き……。それもあいつの生尻を直接叩いてやるからな! と僕はフンガ~! フンガ~! と鼻息荒くしながら闘牛のように教室へと足を踏み込み、教室内では僕の様子を見て驚愕し、ワッと騒めくクラスメイト達等無視して、李儒の許へと勢い良く向かう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます