ドリル無双。

第18話

アオイとアカネの連携が一層強化され、私たちに襲い掛かる。

彼女たちの動きは速く、まるで息を合わせたダンスのようだった。

私たちはその攻撃を受け流しながら、なんとか隙を見つけるために必死に戦う。

「アオイ、行くわよ！」

アカネが声を上げ、炎の魔法を私たちの方へ向けて放つ。

周囲が熱気に包まれ、息苦しさを感じる。私はすぐにアオイの方へ向かっていく。

「アオイ！氷の刃を！打たないでいただけませんか！！」

彼女の氷の魔法が、私を捕まえようとする。

私が動くたびに、氷が滑り込んでくるのだが、

私はその刃を避けながら攻撃を続ける。

「ドリルアタック！」

私のドリルがアオイの氷の壁を叩き割ると、アオイは驚きの表情を浮かべた。

そこに、レンが彼女の隙をついて接近する。

「今だ！」

レンが一瞬の隙を突いて、アオイの腕をつかみ取る。

しかし、アオイは冷静に魔法を発動し、彼の攻撃をかわす。

「甘い、弱い、子供！」

アオイが笑い、氷の刃がレンの方へ向かう。

彼はすぐに身をひるがえし、その刃をかわす。

「僕たちには連携がある！リン、今だ！」

レンの声が響き、リンがアカネに向かって突進する。

アカネは自らの炎で彼女を迎え撃つが、リンはその攻撃をかわし、

隙間からアカネに近づく。

「氷の矢、発射！」

リンがアカネに向かって矢を放つ。

アカネの防御がなければ、彼女の魔法は完全に貫通する。

アカネはそれを避けきれず、肩に矢が刺さった。

「痛っ……！許さないわ！」

アカネの目が怒りに燃え、彼女の炎がますます強まる。

私はその様子を見て、戦う決意を新たにする。

「このままじゃ終わらせない！」

私はアオイに向かって突進し、ドリルの攻撃を仕掛ける。

アオイはそれに反応し、氷の刃で迎え撃つ。

しかし、私はその攻撃をかわして、アオイの後ろに回り込む。

「今だ、レン！」

私が叫ぶと、レンがその声に応えてアオイに飛び掛かる。

レンのがアオイの腕をかすめ、彼女の攻撃を防いでいる。

「ええっ！？」

アオイの驚いた声が響く。

リンもすかさずその隙を狙い、アカネに向かって突進する。

「アカネ、後ろよ！」

アオイが叫ぶが、リンの攻撃は間に合わなかった。

リンの氷の矢がアカネに直撃し、彼女は地面に崩れ落ちる。

「あなたたち、なかなかやるじゃない」

アオイの冷静な声が響く。彼女の目にちらりと不安が見える。

「これが私たちの力だ！」

私は声をあげ、アオイに向かって突進する。

ドリルを回転させ、全力で彼女の氷の壁を打ち破る。

「この壁は壊させない！」

アオイが叫ぶと、彼女の手から氷の刃が飛び出す。

私のドリルと衝突し、氷が粉々に砕け散る。

その瞬間、アカネが立ち上がり、炎を発動させる。

「もう、これ以上は許さないわ！」

彼女の炎が私たちに向かって猛然と襲いかかる。

私はその熱気に身を引くが、リンとレンは一瞬の隙を見てアカネに突進する。

「その攻撃は通さない！」

アカネが叫ぶと、炎がますます強くなり、周囲を包み込む。

私たちは一瞬後退し、冷静さを取り戻す。

「テト、どうするの？」

リンが不安そうに私を見つめる。私は一瞬悩んだが、決意を新たにして叫ぶ。

「連携を強化しよう！今はお互いの力を信じるしかない！」

私たちはお互いに目を合わせ、同時に突進する。

「リン、レン、共に行こう！」

私はリンとレンと一緒にアオイとアカネに向かって突進する。

アオイの氷の刃が襲いかかるが、私たちはその攻撃をかわし、

目指すは彼女たちの隙だ。

「今こそ、連携の力を見せるときだ！」

私の声が響き、リンとレンがそれに応じて動く。

「ドリルアタック！」

私はドリルを回転させ、アオイの防御を突破する。

レンがその後ろを追い、剣を振り下ろす。

「私たちの攻撃は止まらない！」

リンも続けて氷の矢を放つ。アオイの顔に驚きが広がる。

「うぅ……！このままじゃ……！」

アオイが戸惑う間に、私はドリルを勢いよく振り下ろす。

「これが私たちの力だ！」

ドリルがアオイの氷の壁を貫通し、彼女の防御を打ち破る。

「私たちはこの魔王城に勝つんだ！ドリルアタック！」

その瞬間、アオイは崩れ落ち、地面に倒れ込む。

アカネがその様子を見て、目が驚きに見開かれた。

「ま、まさか……！」

彼女の声が震え、瞬時に彼女は倒れ込んでしまう。

「アオイ！」

アカネが叫ぶ。その声は怒りに満ちていた。

私たちの連携でアオイを倒したことで、アカネの動きが明らかに変わった。