第24話 3ヶ月半

 あのビッグスライムのイベントから1ヶ月と1日が経つ。そして、神界にて会議が行われている。


「他の神の印象の変化はどうなった?」

「それがですn」「いえーい!やってる?お邪魔するぜー」


 勢いよく1人の神が扉を勢いよく開け入ってきた。そして壁にある椅子を取り出し座ろうとしている。

「邪魔をするのならお帰りくださーい」

「はーい」


 そう言いながら椅子を片付けて出ていく。

「で?どんな感じ?」

「それがですね」

「いや、それはないでしょ!」


「はー、わかったわかった。後で聞くから?それとも会議に参加する?」

「暇だから参加するわ」


「自己紹介して」

「はいはい、んじゃ俺は武神特に説明とか要らなそうだからいいかな?相変わらず固いね」


 椅子に腰掛けたまま、足を組み近くの人から資料を奪い取りその内容を見る

「会議だからだよ!」

「ふーん、こんな感じなんだ。続けていいよー」


「神の変化は少し起きた感じです。最初に決めていた3人組のところを選んでいた神があの生産職をしている1人に絞ったことです」

「それ以外の変化は?」

「武神たちが色々な人を見ているというのが現状です。特に優秀な人はいないという状況です」


「インパクトが足りなくない?神同士で奪い合いをさせないの?」

「奪い合いから喧嘩になるからなしだ。他の場所に被害が行く。こいつの話は基本無視でいい。で、次のイベントの魔物の話だ。何か見つかったのか?」


 武神は奪った資料を元の人に返していた。


「出てきたのはウルフくらいしかありませんでした。」

「次の目的は?」

「魔法の命中力の向上。目的の魔物はスピードか体が小さいか」


「コボルト、奇襲型、隠密型の3つか」

「コボルトは小さくて攻撃が当たらないからなー。案としてはあった。武器はどうする?近接攻撃ができなと話にならないけど?」


「そこは大丈夫、小さめの短剣とかなら扱えるから」

「奇襲ってのは?」

「見た感じ、進行速度が遅いから一気に上げてもいいと思う。次のやつって奇襲でしょ?」

「いやタンクを出すつもり。」


「どれだけ遅いの?」

「1ヶ月でビッグスライムで全滅・・・かな」

「今回はハズレか。1グループだけでしょ?」

「いや半分」


「・・・いっそのことリセットしない?グループをまとめてからやり直した方がいいと思うよ。」

「とりあえず、今回のイベントを見てからにしよう。今回の魔物はコボルトで行こうかな?」


「ある程度戦えるように魔物のトレーニングよろしく」

「わかってるよー、じゃあ続き頑張ってねー」


「嵐のような人ですね」

「だから関わりたくない。天才だから関わるしかないのはわかっているけど。内心掻き乱される気分だ。」


 コボルトの準備と細かい感じのことを決めなければならない。その決定をしていたのだった。そして、会議は終了する。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る