第23話
グループDの魔力強化を取得したところでは、その教え合いが終わり次の段階に進む。山を無視し森の奥深くまで進みだした。その結果、レベルという面だけを見れば平均的な力はトップレベルに高くなった。だが、それで終わりだ。生産職に誰も手をつけていない脳筋へと変わる。
血を見るのが無理で戦闘に参加することができないという人は左遷という名目で生産職に強制的変えられるという問題が起きていた。だが、叛逆をすると殺される危険もある。そのため、受け入れるしか方法はなかった。
ただ、意欲的ではない仕事をするだめ、その効率はゴミとも取れるほどだ。戦闘系の職業は強いが生産系は弱いと言える。
最後のグループEだ。最終的に逃走をしたのは、グループで最後の方に死んだものが知っていることだろう。そして、この1ヶ月の間何をしていたのか、それは新たな拠点作りだ。
森の中に棲家を作ろうと考えていたのだった。召喚魔法で仲間を呼び出し、そいつらに周りのモンスターを狩らせる。そしてご飯を与えずに働かせ、ゴブリン狩りを進めていく。その過程で反乱したものもいたが、周りのゴブリンにより殺される。その時に食料が必要だということに気がついたようだ。
召喚獣といった魔物の食事は魔力で行われる。植物のように光合成や空気から魔力を取り出してそれを食事として食べるものも存在しているがそれはごく僅かだ。ほとんどが生きているものを殺し捕食することで食事をしている。そんな世の中だ。
ただ、魔物を喰らうにあたり、一番重要になるのは魔石だ。というか魔石だけしか必要がない。それ以外は食事を豪華にする調味料のようなものだ。自分が王になり、働き方次第で魔石を授けるといった、あの街で自分がすべきだったことに至る。
あの街で自分がすべきだったこと、最初は皆と協力して生き残ることだった。だが、その考えは捨て去られ、今では暴力でトップに立つ。それが頭の中にあるのだ。優しい思想は捨て去られ、狂気へと思想が移っていく。
また1人、狂気への道に足を踏み入れたようだ。そのために必要なのは力だ。召喚獣でゴブリンを殺すことにより、自分もレベルアップしていく。そして、家を作りながら魔法を鍛えていたのだった。
戦闘はしていないが、召喚獣が戦い続けている。そのため、ずっとステータスが上がっている状況だった。そしてドロップ品は全て献上され、そのうちの魔石だけを渡し食事とする。
そして復活の1週間前には召喚師のレベルはカンストの20になる。次の職業を土魔法使いに設定された。魔力が伸びていく中、魔法のスキルが上昇していく。スキルレベルを上げようとしていたのは、この召喚師くらいだった。
これが今後どのような差を生み出すのか・・・。
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