第22話 1年目(2ヶ月半〜3ヶ月半)

 ゴブリン襲来のイベントから1ヶ月が経とうとしている。そろそろ復活の時だ。その間何をしていたのかというと、まずはグループAでは、生き残ったものの全体の平均値を上げていたようだ。そこでレベルがカンストし新たな職業についたものが複数人現れ出す。


 そしてグループBだとこの3人以外はいまいちと言う感じだ。他のグループといい勝負をしているだろう。そして経験値が共有されると言うことは1人が生産系に行っても良いことになる。生産職の欠点は、することが終われば経験値を上げる方法がないと言うことだ。建築家とかがそれにあたる。


 一定の軒数を立てると、壊れたり老朽化が起きない限りは家を作る必要がなくなる。そのためニートとして過ごすことになってしまう。その時の経験値が入らない状況で停滞してしまうために差が大きく膨らんでしまうと言う問題があった。


 そのための救済措置として、イベントで建物を壊すことが最初の目的として上がっていたのだった。選んだ職業は、鍛治師だった。そう、このグループが最初に金属を見つけていたのだった。まだ、徒労を組んだ敵が現れていない。そのため、連携をとり1対3を作ることで倒していたのだった。


 それは、この鉱山まで通用するほどだ。そして1ヶ月で鉱山から金属を取り出すことができるようになるまで成長した。そして、簡単なものから作るようになったのだった。


 まず最初に作られたのは槍の先端だ。戦えない生産職を護ため、ある程度は戦えなければ困る。そのため、よく使われるのは槍だ。その槍の先端を金属にしたものを作り始める。それと同時に鏃も作り始めたのだった。一定の数を完成させこの1ヶ月を過ごしていたのだった。


 そしてグループCは、シリアルキラーが数人を殺害していたが、前にも起きていたと言うことが伝えられると同時にその動揺は消えていく。このシリアルキラーによる人海戦術による虐殺で、森の中が不気味なほど静かになっていた。


 そしてついにスケルトンが見つけ出される。だが、見つかることを考慮してか分散させていたのだった。そして、殺されたスケルトンはその場で放置される。シリアルキラーはスケルトンが殺されていたことを知っていた。だが、それを口に出すことはなく次の作戦に移っている。


 その作戦は森の中での暗殺だ。森の浅いところでは、ゴブリンが借り尽くされあまり現れない状況だ。そのため、奥の方に入り込んで経験値を手に入れるしか方法はない。


 その奥まで入ってきたやつを殺すのが今回の目的だった。その目的は見事達成した。そして帰りが遅い人を心配し、探しに行った人を殺すことで経験値を集めようとしていたのだった。


 だが、諦めろと止めに入られたことで失敗してしまう。あの精神的に不安定な状況なら出ていくと考えていたようだが失敗したようだ。

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