第9話 デート当日side桃


今日は待ちに待った凛とのショッピングデート当日!今日は凛にいっぱいおしゃれしてもらう予定だけど、私も最大限可愛くしていかなきゃ!と意気込んでいた。


「よし、完璧!」

(これなら凛も可愛いって思うはず…!)


「行ってきまーす!」

約束の時間にはまだ早いが、待つ時間も楽しいから、早く家を出ることにした。


〜〜〜〜〜〜〜〜


「思ったより早く着いちゃったな…あ、あそこいい感じに日陰だしあそこに座って待ってよ」

ちょうどいいところにベンチがあったので、そこで待つことにしたのだが…


「君、かわいいね。良かったら一緒に回らない?」

案の定声をかけられてしまった。


(めんどくさいんだよなあ)

「いやぁ…大丈夫です…」


「そう言わずにさ、ほら。」

桃がどう断るか考えいると、


「ちょっと、この子は今日僕とデートするから、どっか行ってくれない?」


「ちっ!彼氏持ちなら最初からそう言えよ」

凛が助けてくれたおかげで男は諦めてくれた。


(やっぱり凛カッコいい…)

「あ、ありがと!カッコよかった!」


「あ、う、うん。桃がなんともなくてよかった。」


一方凛は…


(いや、かわいい子がナンパされてるな〜と思ったら桃だし!冷静をなんとか保って追い払えたけど…桃、かわいすぎ。反則…と言うかさっき彼氏持ちって…やった。そう見えたんだ。)

と、無事桃の可愛さに悶絶していた。そして今に戻る


「というかさっき僕って…」


「ああ、女2人だと思われると面倒だからなるべく男はっぽくしたの。」


「ええ…かっこいいからずっとそれでいいのに…いや、でもダメ」


(凛のこんなとこ知ったら誰が寄ってくるかわかったものじゃない!)


「ええ…どっちなの…」


「私の前以外ではダメ!」


「っ!わかった。・・・そんな事言われたら期待しちゃうじゃん・・・」


「ん?なにか言った?」


「い、いや。桃が無事でホントに良かったなって。あはは・・・」


「うん。凛のおかげだよ!王子様みたいだった!」


「う、うん。ありがと・・・」


「じゃあ、行こっか!」


(凛、照れててかわいい。’この前の’仕返しだからね。今日はまだまだ長いよ?)

※6話参照





ここまで読んでくださりありがとうございます!

近況ノートにも上げましたが、1000PV達成しました!

良ければこれからもお付き合いください!


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