第17話 オークキング
待ってましたの収入。
『突然異世界転移した俺は……』、53PV、☆0個。
『奇跡の倉』、1,707PV、☆5個。
獲得、1,760リワード、☆5個。
今回は少ないが、これが日常となりつつある。
ガチャ行ってみよう。
――――――――――――――――――――――――
https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093091203341613
銀のたわしじゃ。
喜べリワードの缶詰ゲットじゃ。
――――――――――――――――――――――――
やった!
たわし5個揃ったぞ!
現れた鳥のキャラクターがプリントされたリワードの缶詰を開ける。
たわしがひとつずつゼロの数字になっていく。
最後に缶詰が1となり、10万リワード。
10万円の買い物ができると考えたら大当たりだな。
コメントは3つ。
ボス戦らしい。
リリコットを待ってダンジョンに行く。
「ボス部屋は扉があるんだな。何のためにだ?」
「一説ではボスが逃げ出さないためらしいけど、ダンジョンを内臓と考えると胃を区切っているような感じかもな」
「さあ、開けるぞ」
扉を開けると大広間に2回りもでかいオークがいた。
「オークキング、Aランクだ」
「オッコト、先制攻撃だ」
「ぷぎっ」
オッコトが炎の竜巻を吐く。
オークキングは手に持っていたハルバートを振るいそれをかき消した。
やっぱり一筋縄ではいかないか。
強敵だな。
前もって作っておいた唐辛子玉を投げる。
オークキングはそれをハルバートで払った。
唐辛子の粉がオークキングの顔面を襲う。
「プギャャャア!」
顔面を掻き毟るオークキング。
リリコットが素早く接近。
一太刀でオークキングの首を落とした。
「馬鹿で良かったぜ。さすがにあたいも正面きってはつらい」
作戦勝ちだな。
唐辛子玉をオークキングはよければ良かった。
よけるのはプライドが許さないのだろうな。
キングだからな。
それとも素早さはそれほどでもないのか。
一説によれば豚の視力はあまり良くないらしい。
オークにも当てはまるのかもな。
そのぶん鼻は良いみたいだが。
唐辛子の匂いは毒判定されなかったようだ。
食材だからな。
宝箱が地面から出て来た。
何だか宝箱が生き物みたいだ。
あながち間違ってはいないかもな。
ダンジョンという生き物の一部だからな。
リリコットが大剣で宝箱を壊す。
中にあったのはオーブ。
「スキルオーブだな。安いので金貨10枚、高いのになると金貨1000枚はいくな」
これがスキルオーブか。
スキルが増えるとなると便利だから、高いのも頷ける話だ。
「売ったら、もったいない。リリコットが使うか?」
「あたいは要らないぜ。今回のはクウネルの手柄だ」
「じゃあ、オッコト使え」
オッコトがスキルオーブをかみ砕く。
「何のスキルだ」
「ぷぎっ!」
オッコトの目から光が放たれた。
照明スキルかよ。
「ハズレだな。金貨10枚相当だ」
まあ、そんなことだと思ったよ。
「2階層は探索しない。これ以上強い奴が出てくると手に負えないからな」
「賢明な判断だぜ」
次の階層のボスはきっとAランクでも上位の奴だ。
2階層のザコ敵も強化されているのに違いない。
ここが引き際だな。
「ぷぎっぷぎっ」
オッコトが何か言いたそうだ。
何だろうな。
「遊び足りないのか?」
「ぷぎっ」
どうやら正解らしい。
オッコトの先導でボス部屋を出る。
そしてまたボス部屋に入った。
やっぱりオークキングがいる。
オッコトの目から強烈な光が出た。
後ろからだったので俺はまともに見てないが、視力が奪われる。
そして、見えるようになったら、オッコトが既にオークキングを倒してた。
俺の作戦を一人でこなしたんだな。
オッコトはオークキングを食べ始めた。
みるみる間に骨になった。
どこに収まるのかというぐらい食べてゲップ。
だがまだ食い足りなそうにくちゃくゃやっている。
宝箱は出ない。
2回目は出ないようだ。
意外にケチだ。
それからオッコトはボスマラソンを始めた。
オッコトはオークキングを倒しては食いまくった。
「一財産が胃袋に消えるか」
リリコットが呆れている。
オークキングは高いらしい。
一体が金貨10枚ぐらいだとすると、金貨200枚は胃袋に消えた計算だな。
それは確かに一財産だ。
最初に倒したオークキングはリリコットに譲った。
オッコトが倒した分はオッコトの物で良い。
オッコトもそう思っているに違いない。
俺に確認せずに食べているからな。
オッコトの体が二回りは大きくなった気がする。
サイよりでかいな。
成体だと家ほどの大きさだからな。
そのうちにこのダンジョンにも入れないなるだろうな。
今は大丈夫だが。
「オッコト、好きなだけ遊んで良いぞ。夕方には帰って来いよ」
「ぷぎっ」
リリコットと家に戻る。
「俺達は酒盛りするか。日本酒が良いな」
1本、1150リワードの手ごろな酒をポチる。
今回は冷やで飲む。
つまみは焼き鳥。
「すっきりした味わいの酒だな」
「そうだろ、それが特徴だ」
ああ、幸せだ。
労働の後の一杯は美味い。
美しい女の酌で飲む酒はさらに美味い。
夕方近くまで、差しつ差されつの酒盛りは続いた。
「ぷぎぃぃぃ!」
オッコトが俺達を見て怒っている。
「ごめんよ。日本酒を飲ませるから許してくれ」
「ぷぎっ」
許して貰えたようだ。
オッコトがどんどん酒を飲む。
そして、ふらつき始めた。
リリコットはエッチなことをされたら堪らんとばかりに日本酒を片手に家に避難している。
オッコトは庭で寝そべるといびきをかき始めた。
さてレベルはどれほど?
ほわっ、47まで上がっている。
こりゃ、リリコットの恋人になれるまで案外早いかもな。
月が出てる。
寒いので、薪で焚火をする。
月と炎を肴にちびちびと日本酒を飲む。
「じゃ帰るぜ」
リリコットは風呂上りなのか上気した顔でそう言った。
「またな」
「おう、またな」
今月の種というのを見る。
ブロッコリーとほうれん草とカブが蒔けるらしい。
種を買ったので明日になったら蒔こう。
小松菜と大根も良い感じに育っている。
収穫が待ち遠しいが、チートでもないかぎり収穫は60日後ぐらいだな。
風呂に入って、残りの日本酒を飲んで寝よう。
ダンジョンは1階層をオッコトの遊び場として、オッコトが大きくなり過ぎたら放置だな。
その頃にはダンジョンがスタンピードを起こしてもオッコトが対処できるだろう。
――――――――――――――――――――――――
今回のスキルと☆:
☆獲得6個。
獲得スキル、なし。
☆残り78個
今回の収支:
収入
1,760リワード
リワードの缶詰、100000リワード
支出
唐辛子、990リワード
すり鉢、1280リワード
すり棒、398リワード
日本酒20本、23000リワード
焼き鳥10本、980リワード
ほうれん草の種、297リワード
ブロッコリーの種、445リワード
カブの種、445リワード
魔力、6,000イール
残金
155,096リワード
2,050,000イール
銀のたわし
0個
次の分岐:
休日、何をする?
①ジグソーパズル
②DVD鑑賞
③漫画を読む
コメントでどれが良いか書いて下さい。
1/6日の午後2時締切です。
同数は作者の都合で決めます。
ガチャ:
ガチャは本作『突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする』の♡10個毎のノーマルガチャ、☆100毎のスペシャルガチャ、PV1000毎のリワードガチャになります。
異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。
一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。
権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。
ノーマルガチャ:あと♡6個
⓪ 銀のたわし
① 10リワード
② 100リワード
③ 1000リワード
④ 従魔用、氷弾スキル
⑤ 従魔用、炎息吹スキル
⑥ 従魔用、石綱拘束スキル
⑦ 従魔用、芽吹大砲スキル
⑧ トイレットペーパー
⑨ 銀のたわし
スペシャルガチャ:あと☆55個
⓪ 従魔用、超身体強化スキル
① 従魔用、残機スキル
② 従魔用、幸運スキル
③ 従魔用、強奪スキル
④ 従魔用、竜化スキル
⑤ 従魔用、石化息吹スキル
⑥ 従魔用、神威スキル
⑦ 従魔用、再挑戦スキル
⑧ 従魔用、霧化スキル
⑨ 従魔用、十秒無敵スキル
リワードガチャ:あと283PV
⓪ 銀のたわし
① リワード獲得1.1倍
② リワード獲得1.2倍
③ リワード獲得1.5倍
④ リワード獲得2倍
⑤ リワード獲得5倍
⑥ リワード獲得10倍
⑦ リワード獲得100倍
⑧ トイレットペーパー
⑨ 銀のたわし
ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。
名前:丸太・喰寝
レベル:47
魔力:38/11045
スキル:
[ ]カクカクⓘ
砂鉄集めⓘ
製鉄ⓘ
調理器具作成ⓘ
ゴミ箱ⓘ
精肉ⓘ
ノコギリⓘ
木材作成ⓘ
家改築ⓘ
裁縫道具作成ⓘ
食器作成ⓘ
家具作成ⓘ
ジッパー作成ⓘ
名前:オッコト
レベル:47
魔力:5817/13254
スキル:
火炎竜巻ⓘ
炎鎧ⓘ
氷壁ⓘ
絶対零度吹雪ⓘ
炎爪ⓘ
植物拘束ⓘ
照明ⓘ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます