第16話 粉塵爆発

 待ってましたの収入。

 『突然異世界転移した俺は……』、75PV、☆6個。

 『奇跡の倉』、1,871PV、☆0個。

 獲得、1,946リワード、☆6個。


 今回は少な目。

 ガチャ行ってみよう。


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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093091103762315

 トイレットペーパーだな。

 ハズレも良い所。

 だが、こんな日もある。

 めげずに頑張るが良い。

――――――――――――――――――――――――


 大きなお世話だ。

 今、5万字を超えた所。

 半分が終わった。


 敗因を考える。

 畑要素が少ないな。

 だが、チートでもない限り1日やそこらで収穫はできない。

 スローライフ感もないな。

 迷走しまくっている感がある。


 勝てる小説ならざまぁか。

 最強チートは外せないな。

 となると買えるスキルを全部チートにするべきだろうな。

 それだけだと面白くないので、何か考える必要があるな。

 まあ、あと15日、ゆっくり考えよう。

 要求を突き付けても神が承諾するかも分からないからな。


 コメントは3つ。

 粉塵爆発でモンスター退治か。

 ジッパーを売った金で小麦粉を買わないとな。


 とりあえず、金貨1枚分の小麦粉を買う。


「ご安全に」

「ぷぎっ」

「そのおまじないは何だ?」


「安全に行こうってわけだ」

「まあいいか」


 ダンジョンに入って小麦粉を投げまくる。

 そして、トラップをわざと作動させた。

 モンスターがやって来る。


「オッコト、炎だ」

「ぷぎっ」


 オッコトが、炎のブレスを吐く。

 小麦粉は爆発した。

 俺は吹っ飛ばされた。

 火炎耐性があるので火傷はしなかったが。


 リリコットは後ろに下がっていて何ともない。

 オッコトは体重が重いので踏ん張って耐えたらしい。


 モンスターは爆発で大ダメージだ。

 リリコットが素早く止めを刺した。


「これはだめだ。危うく死ぬ所だった」

「これのどこがご安全にだ」


 リリコットから突っ込みが入った。


「いやぁ、危な過ぎるな。辞めよう」

「いや、オッコトに収納魔道具を持たせて突っ込ませれば、いけるな」

「そんな可哀想なことはできない」


 爆発は駄目だ。

 ガソリンなんかも下手したら自分が燃える。

 火炎耐性があっても窒息は免れない。

 煙とか吸い込んだらやばい。

 火を使うのはやめよう。


 ダンジョン攻略はやめて、余った小麦粉を捏ねた。

 美味い手打ちうどんを食わしてやるぞ。

 暖かい日向に捏ねた小麦粉を寝かす。


 昼飯頃にはちょうど良くなっているだろう。


「俺って足を引っ張っているのかな」

「大人しくトラップ探知係に甘んじておけ。ひとには誰しも向き不向きがある」


 剣術を覚えようかな。

 無理することはないのか。

 ゆっくりやろう。


 手打ちうどんを食って、ちょっと精神的に持ち直した。

 午後の探索と行こう。


 金属探知機を手に先頭を進む。

 金属反応がある場所に印を付ける。

 そして進む。


 トラップを踏まないと、モンスターはほとんどやって来ない。

 ダンジョンコアは目の機能がないんだな。

 トラップが触手みたいな物か。

 モンスターは共生していて、ダンジョンコアを守っている感じか。

 まるで働き蜂が巣と女王を守っている感じに近いのかもな。


 突き当りに宝箱を見つけた。

 金属探知機を近づけると金属の反応がある。


「こういうのは大抵トラップが仕掛けられている」


 リリコットがレクチャーしてくれた。


「鍵開けの技能なんかないぞ」

「安全を考慮するなら無視が良いな」

「収納魔道具に入れるのはどうか?」

「宝箱はダンジョンと繋がっている。収納した瞬間にモンスターが大挙してやってくる。ここは袋小路だから逃げ道がない」


 なるほど、甘い罠ってわけか。

 解除に失敗したりすると、毒を食らっておまけにモンスターハウスに様変わりか。


「誘惑に負けて死んだら元も子もないな」

「そうだな」


 宝箱は無視することに決めた。

 オークが単体でウロウロしているが、仲間を呼ぶ前にオッコトとリリコットが大抵サクっと片付けた。

 集団を殺した方が効率は良いが、危険度は増える。

 これも甘い罠なんだろうな。


 ダンジョンにはロマンがないな。

 ダンジョンコアはこっちを殺しに掛っているのだから当たり前か。

 プレイヤーを成長させるように仕向けるなんてない。


 見つけ次第、モンスターの大群で人間を殺す。

 人体に入った細菌を白血球が殺す感じかな。


 そろそろ、探知機の電池がない。

 今日は引き上げよう。

 マッピングもそれなりに進んだから良しとしなくては。


「ぷぎっ!」

「何か言いたいのか」


 ええと何だろう。


「腹減った?」

「ぷーぎ」


 違うらしい。


「遊びたいのか?」

「ぷぎっ」


「じゃあ、ダンジョンから出よう」

「ぷーぎ」


「ダンジョンの中で遊びたいのか」

「ぷぎっ!」


「おそらく、ここを狩場にしたいのだろう」


 リリコットが答えをくれた。


「トラップがあるから許可できない」

「ぶーぶー」

「モンスターが賢いのを忘れたのか。リバーシで人間を負かすぐらいなんだぞ」

「仕方ないな。マッピングが済んだ場所だけなら許可する」


 オッコトは駆け出した。

 心配だ。

 だが、野生のモンスターなんだよな。

 戦いが日常の。


 人間とは違う。

 夕飯までに帰って来なかったら迎えに行こうと決めたが、ジッパー作りに集中できない。


「まるで初めてのお使いに出した親だな」

「心配なんだよ」

「過保護すぎるぞ」

「だけど……」

「あまり過保護だと嫌われるぞ」


 気を紛らわすためにジッパーを作る。


「くっ、また不良品だ」


 ジッパーが上手く閉まらないのが出来た。

 これで何本目だ。

 失敗作が積み上がる。


 そう思ったらオッコトが帰ってきた。

 一回り大きくなったような気がする。

 もう、軽く体当たりされたら怪我するかもな。


「オッコト、お疲れ」

「ぷきっ」


 ステータスを確認すると、35にレベルが上がっていた。

 一体、何匹のモンスターを倒したんだ。

 そう言えば、よく見るとオッコトの体には無数の傷がある。


「リリコット、オッコトにポーションを」

「はいはい、本当に過保護だな。こんなのモンスターにとっては擦り傷だろうに」


 俺の役目は、無事を祈って待つことか。

 それと、トラップの位置を残さず探し出すことだ。

 そうすればオッコトが安全になる。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 ☆獲得6個。

 獲得スキル、なし。


 ☆残り78個


今回の収支:

 収入

 1,946リワード


 支出

 電池、556リワード

 魔力、6,000イール

 小麦粉、10,000イール


 残金

 81,171リワード

 2,056,000イール


 銀のたわし

 4個


次の分岐:


 ダンジョン攻略、第1階層のボスはどれ?


 ①オークキング

 ②ゴブリンキングとザコゴブリン

 ③オーガ


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 12/30日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


ガチャ:

 ガチャは本作『突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする』の♡10個毎のノーマルガチャ、☆100毎のスペシャルガチャ、PV1000毎のリワードガチャになります。


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。

 権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。



ノーマルガチャ:あと♡1個

 ⓪ 銀のたわし

 ① 10リワード

 ② 100リワード

 ③ 1000リワード

 ④ 従魔用、氷弾スキル

 ⑤ 従魔用、炎息吹スキル

 ⑥ 従魔用、石綱拘束スキル

 ⑦ 従魔用、芽吹大砲スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


スペシャルガチャ:あと☆55個

 ⓪ 従魔用、超身体強化スキル

 ① 従魔用、残機スキル

 ② 従魔用、幸運スキル

 ③ 従魔用、強奪スキル

 ④ 従魔用、竜化スキル

 ⑤ 従魔用、石化息吹スキル

 ⑥ 従魔用、神威スキル

 ⑦ 従魔用、再挑戦スキル

 ⑧ 従魔用、霧化スキル

 ⑨ 従魔用、十秒無敵スキル


リワードガチャ:あと336PV

 ⓪ 銀のたわし

 ① リワード獲得1.1倍

 ② リワード獲得1.2倍

 ③ リワード獲得1.5倍

 ④ リワード獲得2倍

 ⑤ リワード獲得5倍

 ⑥ リワード獲得10倍

 ⑦ リワード獲得100倍

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:丸太・喰寝

レベル:35

魔力:1287/6125

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 砂鉄集めⓘ

 製鉄ⓘ

 調理器具作成ⓘ

 ゴミ箱ⓘ

 精肉ⓘ

 ノコギリⓘ

 木材作成ⓘ

 家改築ⓘ

 裁縫道具作成ⓘ

 食器作成ⓘ

 家具作成ⓘ

 ジッパー作成ⓘ


名前:オッコト

レベル:35

魔力:27190/7350

スキル:

 火炎竜巻ⓘ

 炎鎧ⓘ

 氷壁ⓘ

 絶対零度吹雪ⓘ

 炎爪ⓘ

 植物拘束ⓘ

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