第14話 告白

 待ってましたの収入。

 『突然異世界転移した俺は……』、43PV、☆0個。

 『奇跡の倉』、1,801PV、☆3個。

 『魔力操作無双』、19,762PV、☆22個。

 『貧乏冒険者……』、13,443PV、☆4個。

 『魔道具は歌う』、10,084PV、☆6個。

 獲得、45,133リワード、☆35個。


 クリスマス投稿でかなり稼いだ。

 これだけ稼げばだいぶ贅沢ができる。


 ガチャ行ってみよう。


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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093090878020123

 従魔用、植物拘束スキルか。

 生け捕りするには便利なスキルじゃぞ。

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 スキルはあればあるだけ嬉しい。

 コメントは、フライドチキンとビールでクリスマスを祝って、リリコットを口説けと。

 酒の勢いを借りるとしよう。


 髭のお爺さんのフライドチキン、10ピース、3290リワード。

 24缶のビール、5876リワード。

 これはかなり良いビールをチョイス。


「おう、良い匂いだな」

「今日は特別な日なんだ。恋人が結ばれるので性夜じゃなくて聖夜と呼ばれている」

「ふーん。酒もたくさんあるみたいだから、食って飲もうぜ」

「ああ。……。じゃ、乾杯!」

「おう、乾杯! ぷはぁ。喉腰が堪らないね。このビールは格別美味い気がする」

「7福神の一柱が描いてあるビールだからな」


 オッコトがビールの匂いを嗅ぎつけてやって来た。

 今日は駄目だ。

 オッコトが絡むとラブコメになってしまう。

 シリアスな恋愛に行きたいんだ。


「駄目だ。オッコトが前に何をやったか覚えているか」

「ぷっっっぎっ」


 オッコトがむくれた。

 むくれても甘い顔はできない。


 オッコトは仕方なく踵を返した。

 そして、ちょっと振り向いた。


「駄目だ!」


 ちぇっという声が聞こえそうな顔をしてから、オッコトは立ち去った。


「飲ませてやりたいが、あたいもあれはちょっとなと思う。酒癖の悪い奴は飲ませないに限る。それにしてもこの鶏肉は美味いな」

「ああ、母国の人気商品だ」


 ビールを3本開けて、かなり酔いが回った。

 そろそろ告白しないと、酔い潰れてしまいそうだ。


「リリコット、好きなんだ。付き合ってくれ」

「そうか、あたいと試合をしたいんだな」

「ちょっと待て、何でそういう話になる」


「あたいより弱い男は駄目だ。すぐに死んでしまいそうだからな」

「それって痴話喧嘩でってこと?」

「そんなわけあるか。痴話喧嘩で本気を出したりはしない。モンスターにやられたらに決まっている」

「まあ、そういう世界だからな」


 僕は死にましぇーんとか言って、体当たりしてくるモンスターの前に立とうかな。

 そんな度胸はない。

 さあ、どうする。


 リバーシで勝負とかならいけるが、きっとそんなんじゃ駄目だ。


「リリコットのレベルを抜いたらではどうだ。俺は女性に攻撃したくない。特に好きな人には。だからレベルだ」

「あたいのレベルは63だぜ」

「高が今の倍とちょっとだ。軽い軽い」

「そうか。まあ頑張れ」


 63レベルになったら、恋人か。

 オッコト頑張ってくれ。


「オッコト! ビール飲んで良いぞ!」


 オッコトが突進してきた。


「僕は死にましぇーん!」

「何、やっているんだ?」


 オッコトは急ブレーキを掛けた。

 ずざーっと滑って、俺に当たる寸前で停まった。


「ほら死なないだろ。オッコト飲め、飲め」

「ぶひっ」


 オッコトは酔っぱらったようだ。

 リリコットは前回みたいにならないように、オッコトから離れた。

 オッコトはフラフラ歩くと、横たわる。


 そして、地面に体をこすりつけた。

 痒いのか。

 そう言えば蚊に刺されて酒を飲むと痒いものな。


 犬用ブラシ2119リワードを買って、オッコトの体をこすり始めた。

 オッコトは気持ちいいのか徐々に体の向きを変えながら、くちゃくちゃ言っている。


 そして、俺の顔を舐め始めた。

 臭い。


「舐めるのは勘弁してくれ」


 オッコトは立ち上がると、リリコットのそばに行った。


「好きにはさせないぞ」


 リリコットはスボンを下ろされないように手でしっかり押さえた。

 オッコトはリリコットの股間に鼻面を付けると舐め始めた。


「辞めろ! 辞めろと言っている!」

「オッコト!」


 ほんと酒癖の悪い奴だな。

 リリコットの股間がそんなに好きか。

 まあ、俺も好きだけど。


 唐辛子、99リワードを買った。


「リリコット、これを使え」

「おう」


「ぶひぃぃぃぃ!」


 唐辛子の粉を舐めてしまったオッコトが悲鳴を上げる。

 そして川に向かって駆け出した。


「まあなんだ。風呂にでも入ると良い」

「そうするよ」


 リリコットは風呂に入ってから、またビールを飲み始めた。


「オッコトも懲りたと思うから次はないと思うよ」

「だろうな」


 残ったビールとフライドチキンをお土産にリリコットは帰った。

 性夜とはならなかったけど、いちおう暫定オーケーが貰えた。


 泥だらけでオッコトが帰って来るのが見える。

 泥浴びしてきたんだな。


 かなり大きな蛇を咥えている。

 蛇が好きなのか。


「オッコト、好きなだけ蛇を食ってきて良いぞ。というかレベル上がるまで帰ってくるな」

「ぶひっ」


 オッコトは嬉々として森に戻った。

 俺はジッパー作りに精を出す。

 昼飯を届けにエンリコさんがやってきた。


「ジッパーは大人気です。できた分を持って行って良いですか」

「ああ、持って行ってくれ」

「リリコットさんと、何かありましたか?」

「何で?」

「乙女の顔をしてましたから」

「まあな。そのうち恋人になる約束をした」

「おめでとうございます」

「ありがとう」


「お祝いの品として何か持ってきますよ」

「それは恋人になった時にしてくれ。レベル63になれば恋人になってくれる」

「それは大変ですね。ワイバーンの群れをいくつも潰さないと、そのレベルにはなりません」

「ぼちぼちやるさ」


 ワイパーンの群れか。

 それ以上だとドラゴンかな。

 現状でもオッコトのレベルが上がれば容易いはずだ。

 絶対零度吹雪にはそれぐらいのポテンシャルはある。

 それにスペシャルガチャがある。

 ガチャまで、後☆が61個。

 まだ遠いが、なんとかなるはず。


 ステータスを見る。

 レベルが3も上がってた。

 オッコトが頑張っているらしい。

 蛇をどんだけ食ったのやら。

 食いしん坊だが、今日はよくやった。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 ☆獲得35個。

 獲得スキル、なし。


 ☆残り68個


今回の収支:

 収入

 45,133リワード

 ジッパー代金、220000イール


 支出

 フライドチキン10ピース、3290リワード

 ビール、5876リワード

 犬用ブラシ、2119リワード

 唐辛子、99リワード

 魔力、6000イール


 残金

 85,221リワード

 2,078,000イール


 銀のたわし

 4個


次の分岐:


 リリコットへのプレゼント何?


 ①ウイスキー

 ②薔薇の花束

 ③指輪


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 12/26日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


ガチャ:

 ガチャは本作『突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする』の♡10個毎のノーマルガチャ、☆100毎のスペシャルガチャ、PV1000毎のリワードガチャになります。


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。

 権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。



ノーマルガチャ:あと♡7個

 ⓪ 銀のたわし

 ① 10リワード

 ② 100リワード

 ③ 1000リワード

 ④ 従魔用、氷弾スキル

 ⑤ 従魔用、炎息吹スキル

 ⑥ 従魔用、石綱拘束スキル

 ⑦ 従魔用、芽吹大砲スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


スペシャルガチャ:あと☆61個

 ⓪ 従魔用、超身体強化スキル

 ① 従魔用、残機スキル

 ② 従魔用、幸運スキル

 ③ 従魔用、強奪スキル

 ④ 従魔用、竜化スキル

 ⑤ 従魔用、石化息吹スキル

 ⑥ 従魔用、神威スキル

 ⑦ 従魔用、再挑戦スキル

 ⑧ 従魔用、霧化スキル

 ⑨ 従魔用、十秒無敵スキル


リワードガチャ:あと451PV

 ⓪ 銀のたわし

 ① リワード獲得1.1倍

 ② リワード獲得1.2倍

 ③ リワード獲得1.5倍

 ④ リワード獲得2倍

 ⑤ リワード獲得5倍

 ⑥ リワード獲得10倍

 ⑦ リワード獲得100倍

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:丸太・喰寝

レベル:31

魔力:6/4805

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 砂鉄集めⓘ

 製鉄ⓘ

 調理器具作成ⓘ

 ゴミ箱ⓘ

 精肉ⓘ

 ノコギリⓘ

 木材作成ⓘ

 家改築ⓘ

 裁縫道具作成ⓘ

 食器作成ⓘ

 家具作成ⓘ

 ジッパー作成ⓘ


名前:オッコト

レベル:31

魔力:4809/5766

スキル:

 火炎竜巻ⓘ

 炎鎧ⓘ

 氷壁ⓘ

 絶対零度吹雪ⓘ

 炎爪ⓘ

 植物拘束ⓘ

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