第11話 玩具

 待ってましたの収入。

 『突然異世界転移した俺は……』、35PV、☆0個。

 『奇跡の倉』、897PV、☆9個。

 獲得、932リワード、☆9個。


 『奇跡の倉』が右肩上がり続行中。

 良いぞ、もっと増えろ。


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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093090705550698

 従魔用、炎爪スキルじゃな。

 ジャブぐらいにはなるかのう。

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 まあ、スキルは弱いのでもウエルカム。

 あればあるほど良い。


 コメントは4つ。

 トランプと将棋でボイラーをゲットだ。


 残りは、53,910リワードと☆129個。

 朝飯を届けにエンリコさんがやってきた。


「ボイラーの魔道具が欲しいんだが、商品のアイデアで何とかならないか」

「物によりますね」


 トランプ、398リワード。

 駒に動かし方の矢印が描いてある将棋、2255リワード。

 うん、どうかな。


「札は既にありますから、流行るかどうか。この薄くて滑らかな材質でできるのなら流行るかも知れません」

「プラスチックは無理だな」

「紙や木の板ですと簡単にイカサマが出来ます」

「ええと賭け事じゃなくて、数字と計算を覚えるための教材としてならどうか」

「ふむ。遊びながら覚えるのは良いかも知れませんね。今まで賭け事に使っている札とは違いますから、外聞もそんなに悪くない。これだけだとボイラーの魔道具代は無理ですね」


「じゃじゃん、将棋だ」


 遊び方の説明をした。


「こういう遊びも既にありますね」

「うん、上手く行かないな」

「ですが、取った駒を自分の駒として使えるというのはちょっと新しい。ですが、札もショーギもすぐに真似されるでしょう」

「うーん、厳しいな。コピー商品対策が問題か」


「方法はなくもないですがね。商業ギルドの印を押すんです。まともな商人ならギルドには歯向かわない。もっともギルドに印を使わせてくれなんて言ったら、利益の9割は持っていかれるでしょうね」

「世知辛いな」

「ええ、商人の世界も厳しいですね」


「ピーラーは平気なのか?」

「秘密裏に大量に作ってから売り捌きます。限界はありますが」


 今回のトランプと将棋は大量に作ってというのは無理だな。

 数をいっぺんに売り捌けないだろうからな。

 似たような物があるなら特に難しい。


「商売が難しいのは分かったよ」


 ☆1000スキルの雑貨作成が欲しい所だ。

 これがあればプラスチックトランプも作れるだろう。

 ないものねだりは駄目だな。


「いかがします」

「ギルドの印を使わせてもらうしかないな」

「ええ、それが無難でしょう」


「アイデアの権利と、有り金ありったけと、作くり溜めたミニチュアの商品で、ボイラーは何とかならないか?」

「そうですね。良いでしょう。ボイラーの魔道具を用意します」

「やった!」


 風呂が完成するぞ。


「しかし、酔狂ですね。ボイラー付きの風呂を作るのは貴族ぐらいです」

「風呂は大好きだ」


 日本人で風呂を嫌いな奴はいないと思う。

 よし、無理を言ったサービスとして、ジッパーを卸そう。


 ジッパー作成ゲット。

 100均のジッパーもゲットして。


「【ジッパー作成】」


 100均のはプラスチックと布だが、俺のは鉄と布だ。

 ジッパーの使い方を説明。


「ふむ、これは素晴らしい。これを作るのは確かにスキルでないと」

「だろ。いちいちこのギザギザの奴をひとつずつは付けられないだろう」

「ええ、均等に付けないといけないようですし、これは真似できないですね。これがスキルでなくて手作業で作れるのなら巨万の富が作れそうです」

「簡単に作れるのなら真似されるよ」

「そうですね。スキルで作れるのを良しとしなくては」


 エンリコが帰って行って、昼頃に職人が何人か来た。

 ボイラーの魔道具を取り付けるらしい。

 水生成機能付きだから、水汲みは必要ない。

 ただし動かすには魔力が沢山要る。


 通常はメイド5人分の魔力で動かすらしい。

 メイドさんはそんなにレベルが高くないとしても、俺は5人分の魔力はない。

 レベルアップしないとだな。

 明日はレベルアップに充てよう。


 とりあえず、魔力が空になるまで、お湯を作る。

 湯船の大体半分だな。

 お風呂に魔力の全てを使ってしまうと、製作活動ができない。

 かなりレベルアップしないといけないようだ。


 今の魔力が3000ぐらいだから、1万は欲しいな。

 たぶんだけどレベルが45ぐらいかな。

 今、25レベルだから、かなり先は遠い。


 エンリコさんが夕飯を持ってきてくれた。


「魔力が足らないんだけど。レベルアップ以外の方法がないの?」

「買えばよろしいのでは」

「へっ、買えるの」

「充填用魔道具に魔力を入れて貰えばいいのです。ボイラーに使うのでしょう?」

「おう」

「魔力6000ほどですと、大銀貨6枚ほどですね」

「ええと6000イールか。安いな」


「安くはないですよ。安宿の60泊分ですから」

「ジッパーさえあれば何とかなるだろう」

「ええ、ジッパーなら可能です」


 まだ獲得してないが、☆100で面ファスナー作成スキルもあるんだよな。

 これとジッパーのコンボでかなり稼げるはずだ。


「ジッパーはお針子に見せてみた?」

「ええ、画期的との答えを頂いてます。ジッパー1つ、銀貨1枚でどうですか」

「60本作れば風呂の魔力が稼げる。今の全魔力で300本は可能だな」


「ミニチュアの在庫はありますし、しばらくジッパーを作って下さい」

「そうするよ」


 ジッパーなんてありがたみがなかったけど、凄い先端技術なんだな。

 いつ頃、発明された物なんだろうか。

 中世ということはないと思う。

 おそらく明治頃だろうな。

 まあ、どうでも良いが。


 明日からはジッパー職人だ。

 さて、畑はどうかな。

 だいぶ育ってきた。

 勿体ないが、摘んで食べようか。

 サラダに良いからな。


 大根と小松菜の5センチぐらいに育ったのを摘んでサラダにした。

 うん、ほとんど芽なので柔らかい。

 勿体ない食べ方だけどな。


 当分摘むのはやめとこう、大きくなるまで我慢だ。

 何もかもがまだまだだな。

 次は家の改修は何をしよう。


 サウナとか欲しいな。

 サウナなら石を焼いて持ち込めば良いか。

 魔道具は要らない。

 石はオッコトにスキルで焼かせるさ。

 よし、次はサウナだ。

 魔力がないけど寝る前に作業すれば魔力が無駄じゃない。


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今回のスキルと☆:

 ☆獲得12個。

 獲得スキル、ジッパー作成。


 ☆残り29個


今回の収支:

 収入

 932リワード


 支出

 トランプ、398リワード

 将棋、2255リワード

 ジッパー、100リワード

 入浴関連、200リワード

 ボイラー代、10,100イール


 残金

 50,957リワード

 0イール


 銀のたわし

 3個


次の分岐:


 午前はレベル上げ頑張る。討伐はどれ?


 ①フォレストウルフの群れ

 ②オークの集落

 ③オーガ


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 12/22日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


ガチャ:

 ガチャは本作『突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする』の♡10個毎のノーマルガチャ、☆100毎のスペシャルガチャ、PV1000毎のリワードガチャになります。


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。

 権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。



ノーマルガチャ:あと♡6個

 ⓪ 銀のたわし

 ① 10リワード

 ② 100リワード

 ③ 1000リワード

 ④ 従魔用、炎爪スキル

 ⑤ 従魔用、炎息吹スキル

 ⑥ 従魔用、植物拘束スキル

 ⑦ 従魔用、芽吹大砲スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


スペシャルガチャ:あと☆61個

 ⓪ 従魔用、超身体強化スキル

 ① 従魔用、残機スキル

 ② 従魔用、幸運スキル

 ③ 従魔用、強奪スキル

 ④ 従魔用、竜化スキル

 ⑤ 従魔用、石化息吹スキル

 ⑥ 従魔用、神威スキル

 ⑦ 従魔用、再挑戦スキル

 ⑧ 従魔用、霧化スキル

 ⑨ 従魔用、十秒無敵スキル


リワードガチャ:あと608PV

 ⓪ 銀のたわし

 ① リワード獲得1.1倍

 ② リワード獲得1.2倍

 ③ リワード獲得1.5倍

 ④ リワード獲得2倍

 ⑤ リワード獲得5倍

 ⑥ リワード獲得10倍

 ⑦ リワード獲得100倍

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:丸太・喰寝

レベル:25

魔力:98/2880

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 砂鉄集めⓘ

 製鉄ⓘ

 調理器具作成ⓘ

 ゴミ箱ⓘ

 精肉ⓘ

 ノコギリⓘ

 木材作成ⓘ

 家改築ⓘ

 裁縫道具作成ⓘ

 食器作成ⓘ

 家具作成ⓘ

 ジッパー作成ⓘ


名前:オッコト

レベル:25

魔力:1480/3456

スキル:

 火炎竜巻ⓘ

 炎鎧ⓘ

 氷壁ⓘ

 絶対零度吹雪ⓘ

 炎爪ⓘ

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