七杯目 アルゴ

 この秋(2024年)、やたらとあちこちで目にしたのがブルーのアルミ缶のお酒、月桂冠さんの「アルゴ」でした。

 アルコール度数5度で、アルゴらしいです。

 解りやすいネーミング、ありがたい!

 甘口の、米と米麹だけのお酒とあり、ほくほくして購入しました。


 一口目の感想は、何だか少し物足りない、でした。

 それは旦那も同じ感想だったようで、首をかしげていましたね。

 ところがところが!

 松前漬けを一口食べた後に口に含むと、なんということでしょう。

「キュンッ!」と甘酸っぱさが、くっきりはっきり口の中に迫ってきたのです。

 未だ首をかしげている旦那に松前漬けを突き出し

「これをまず食え! その後で飲んでみろ!」

と言うと、怪訝そうな顔で言った通りにし、アルゴを口に含んだとたんに目を見開きました。

「何これ! めっちゃ美味い!」


 その後、鍋をつつきながら、

「もの食いながら飲むと、めちゃくちゃ美味いなこれ! どういう酒!? どういう技術!?」

と驚嘆しながら二人で味わいました。


 名脇役と呼ぶにふさわしいお酒かもしれません。

 アルゴを飲む際は、酒の肴を用意することをお勧めします。



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