宮廷で悪戯な御主人様のお世話をしているだけで、幸せだったんだ……

話の展開が予測不可能で、本当におもしろかったです!
おもしろい理由の一つに、よく考えられたキャラクター設定と描写があります。

主人公アデリーヌが聖女の娘として扱われずに不憫な扱いを受け、数々の苦難に見舞われます。
読んでいてすぐに感情移入してしまい、応援したくなるキャラクターです。

レイモン王子を始め、そんな彼女に寄り添ってくれるキャラクターもちゃんといて、彼らの優しさに触れる度に涙が出るくらいに温かい気持ちになります。

レイモン王子はイタズラ好きのやんちゃな少年ですが、アデリーヌを大事に思っているのがよく分かり、とてもいい関係だなと思います。

不遇な立場でありながらも宮廷で懸命に働き、それなりに楽しく暮らしていたのに、まさかあんなことになってしまうなんて……

今後アデリーヌがどうなってしまうのか、アデリーヌとレイモン王子の関係はどうなるのか。

引き続き、楽しみにしています!

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