第3話 初めての移動とMy birthday


本の読み聞かせが始まってから1ヶ月が経った。


言語をだいぶ覚えられた気がする


しかも最近は母親に見られているなら移動するのを許可された。

前までは両親が過保護すぎて、家内ですら移動させてもらえてなかった。


しかぁし、移動が許可された。ならばやることは1つ、この家について知るぞ!


よいしょ、よいしょ 


よいしょー

やっと1つ目の扉に着いた。

よちよち歩きが意外と結構大変だということに気づいてしまった。

こんなにきついことはあまりやりたくない。

だからこの部屋に本があることを願う!


「まんま、た!た!」


一生懸命指を刺して、通じてくれ〜


「ここにىھقسڭいの?」


多分入りたいのって聞いてきた!

ならばものすごく首を縦に振って


「や や まんま ひゃやく!」

「はいはいじゃあىھقھڭقمね」

「だぁ〜」


来たぞ。さぁここはどこなんだ!


「はいはい、ئىدققدقنېنېۇېننいいわよ。」

「ここはどょこ?」

「ここはパパの部屋ですよ〜」


当たりだ!

ここに本があると読んだ。

どこかな?どこかなぁ?


剣盾、防具、バック・・・


な、なんで、なんで本がないんだ!

親父が使えないよ。

だめだ、次だ次。




よし、次はこの部屋だ。

予想は母の部屋!


「まんま! た!た!」

「はいはい今ىھنھقڭね」


わーすごい...

ぶ・き がいっぱいだ〜 ヽ(;▽;)ノ


「ばー」

「あらもう、出るのが早いのね」


そうです〜

目的物が全くないんです〜

次こそ見つけるぞ!






もうやだ。

あの後3部屋も回ったんだよ!

だけど本は1冊もなかった、、、

どうしてだ、もうこうなったら!


「まんま ほんほちい ほん よみたい」


決まった。

赤ちゃん語による甘えは絶対に効く。

これで新しい本がもらえる。


ってあれ?

お母さんめちゃくちゃ悩んでる。

なんでだ…あっ 


その時、俺は思い出した。

異世界の空気に全然触れてなかったから忘れていたけど、今は中世ぐらいだから

紙は絶対に高価なのか。

どうしようか。

よしそれならここが異世界をいいことにあれを見る!。


「まんま まほう みたい!」

「魔法見たいの?」

「うん まほう か ほん みたい」

「いいよ」


何とかなった。

というか魔法見るの初めてだ。

ここからコツを掴んで無双?

ふっふっふ

賢者となって無双してやる!


「じゃあいくよ」

『水の神よ 我々に欠かせない恵みを下さい【ウォーター】』

「はいあ ばぁー」


すごい凄すぎる。

こんなのカッコよすぎる。

今は魔力操作で魔力使えると思うから、もしかしてできるかも。

出来たら神童だとたたえられるんじゃないのか?

よしそうと決まれば!


・・・あれ、母親のマネしたけどできない?


何でだよ〜

また何ヶ月もかかるのかよ。いや魔法だしそれ以上かも。


しかし俺は違和感があったのだが、その原因がわかった。

そう詠唱中の言語が日本語なのだ...


これは勝ち確なのか?


初めてだぜ。無双のむの文字が出てきたのは。

しかしどうしようかな、魔法についてはまねしてもできなかった。

これじゃあ魔法を鍛えることのスタート地点にも立っていない。

くそっ眠気が。


zzz


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


はっ 寝ていた。

もう夜だ。こんなに寝ていたのか。

一旦日課の魔力循環をやらなきゃ。

何?寝ている間に魔力循環してるんじゃないのかって?

無理に決まってるだろ。あんなの無意識でできること自体おかしいから。

俺もやりたかったよ、だけどできないものは絶対にできないもん。


ガチャ


うん?なんだ。


「あっ まんま」

「はいはい,ままだよ〜」

「だぁ〜」

「よいしょ」

「まんま どこいくの?」

「ひみつだよ〜」


えっ?秘密?

何、なにか怖い施設にでも連れてかれるの?

親が本当は危ない研究所の専属冒険者だったりするのか。冗談だが。


あれ一階に降りてる?


うわっ電気が消えた?

なに、本当になに?


ろうそく?


「قس誕生日おめでとう!」

「だぁ!」


うわまじ俺誕生日だったの?

まじ嬉しいわ。


「قسプレゼントよ」

「だぁだぁ!」


これは本だ!


「基本魔法書というものよ」

「お前は本と魔法が好きだと聞いたからな、نسقڭھして買ったぞ」

「まぁまだ難しいと思うけどね」

「いや!うちの子は天才だから読めるかもな」


うお〜まじ親が神だ!

魔法書とか凄すぎる。絶対高かっただろうな。

ありがたや、ありがたや。

父親にはすまんと言っとこう。

言語は日本語だ。だからその期待以上の成果が出てしまうとな。

ふははは。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俺はその日から約半年間かけてその魔法書を理解していた。

まずはみんなに魔法について分かったことを教えよう。


・体に魔力を循環させることを魔力操作という。

・魔力は膨大に増えることはない。

・詠唱は練習すればするほど省略ができる。

・魔法は使えば使うほど強くなる。

・イメージが重要

・魔法は魔力が体の外に出て変化したもの。

・魔術もあるが別物。

・初級→中級→上級→超級→帝級→神級の順番。

・超級以上が使える人はここ数十年いないようだ。

・基礎属性は 火 水 風 土 だ。

・他にも特殊属性なるものがある。

・属性どうしに相性はない。

・基礎属性は誰でも使えるが得意不得意がある。

・時に基礎属性が全て使えない人がいる。その人は必ず特殊属性を持っている。


次に魔法の種類だ、今回は分かったのは8種類のみ


・生活魔法

→ウォーター (水を出す)

→ファイア  (火を灯す)

→ウィンド  (風を起こす)

→ロック   (石を出す)


・初級魔法

→ウォータボール 

→ファイアボール

→ウィンドボール

→ストーンボール  


そう!そして重要なのは俺の一番の得意属性だ。

火だったのだ。魔法書によると火は力強いタイプの属性だそうだ。

ちなみに風は素早いタイプ、土は堅いタイプ、水は持久タイプだそうだ。

で、俺の属性の得意の順番は火→風→土=水だ。


何で半年間かかったかって?

2つ理由がある。

まず1つ目は馬鹿みたいにページ数がある。

2つ目は最後のページにこの世界の言語が何故か書かれていたので覚えていた。


ここから俺の無双が始まるぜ!


——————————————————————————————————————


あとがき


どうもこんにちはスケ丸です。


今話は題名と話の流れからわかりやすく予想できる話になっていると思います。

すみませんが言語をわかってないと何かと不便なので少しご都合展開にしました。


誠は今話で1歳になりました。おめでとう🎉

今、赤ちゃんの中では無双できると思います。

全然題名と違うと思ったそこのあなた!

全く持って問題ありません。安心して今後も読んでください。

さすがに赤ちゃん期に地獄すぎる地獄は味合わせたくないからね。


面白いや続きが気になると思った方は☆や♡を押してしてくれると励みになります。


次回は、この半年間での出来事をお送りします。(言語は全て理解した前提です。)


これからもよろしくお願いします。

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