第11話
「俺の誕生日、まだ全然先なんだけど」
一人になった草津は、渚が置いていた誕生日プレゼントとして置いていたギフトボックスを手に取りながら、まだ誕生日ではないと愚痴っていた。
それでも、折角、あの泉石渚が、自分の為に、選んでくれた誕生日プレゼントなので、どんなものを選んでくれたのか、気になる草津はギフトボックスの確認することにした。
「フォトフレーム?」
ボックスの中には、水色フォトフレームが入っていた。
昴は、電源を入れ、フォトフレームを起動させる。
すると……
「えっ?」
そこには、草津の恋人、昨日から同棲を始めた茉莉川杏奈が、男性と抱き合い、熱く激しいキスを交わしている写真が保存されていた。
それも一枚でもなく、沢山。
そして、茉莉川杏奈と不貞をおこなっていた相手は、草津がよく知っている人物だった。
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