第5話 騎馬兵出現
洞窟の入り口付近に、彼は
(イケメン、高身長‥‥‥これで、大金持ちだったらいう事ないわ、少し馬鹿だけど)
「おはよう」
後ろから声をかけたら、ルイスはビクッと飛び上がった。
「なんだ君か」
「そんなに驚く⁈」
「ああ、済まない。ずっと追われ続けているからつい」
「逃げ続けるのね。どこまで?」
「ペンタリア国の王都まで」
「ペンタリア国の王都⁈ なんで?」
「そこまで行けば、何とかなる‥‥‥はずだ」
「ふーん」
(なんか、とてつもなく怪しいわ。余り関わらない方がいいかも)
「危ない!」
ミコは、ルイスの身体を
ミコがそれをいち早く察知して、彼を助けた。
見ると、崖の上から数十人の騎馬兵が、次々に矢を降らせて来ている。二人は堪らず洞窟の奥に逃れた。
洞窟は曲がりくねっている為、矢はいずれ届かなくなった。
「敵だ。敵に知られた。じきにやって来るだろう。もうここには居られない。僕はここを出る。世話になった」
「待って。今出ても、また矢が降ってくるわ。それに、怪我してるじゃない!」
「しかし、ここにいても何の解決にもならない」
「そうだけど‥‥‥、コウは夜行性だから、昼間は飛べないし、ああ、誰か助けて!」
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