邦夫とアビィとの関係や、主人公のアヤが彼らとの関係をどう受け止めているかの葛藤が印象的でした。
バミューダでの二人の時間が幸せである一方でアビィの帰国やフランスへの旅立ちが迫るにつれて未来への不安が増していく様子が緊張感を感じましたね。
最後の約束のシーンではアビィの純真さと傷つきやすい子供らしさが強く伝わってきました。
父親との深い絆と共にアビィが成長していく姿が感動的でした。
アヤが今後どのように自分の気持ちを整理し邦夫との関係を発展させていくのか、非常に興味深いラストでした。
キャラクターたちの心理描写がリアルで、読後にじわじわと余韻が残りました。
素晴らしい物語をありがとうございました。
アビィの思春期らしい振り子のような心情が痛々しいですね。読者としてはフランスに行かせたくないけど、親子の約束、こういう鎖のかけ方もあるのだなと思いました。主人公が鏡を自分から割る日が来るのでしょうか。。