情愛や性愛を超えた、本当に純粋で侵し得ない愛の形を見た気がします。これが『推し』……。
ロベルトさんが見るビーチェさん、これは本当にビーチェさん? それとも幻……?
それでも愛しの人と人目憚らず永遠に愛し、崇拝できるロベルトさんは間違いなく幸せですね。ジロラモさんはあまりに俗物的なものに囚われすぎていた感があります。対比して読むとまた面白い角度が見えそうです。
作者からの返信
イオリ様、コメントありがとうございます。
濁りのないロベルト君の純愛を垣間見ていただけてよかったです!
ただ、彼が見ていたビーチェさんは果たして「真実の姿」なのか。それとも……、という疑問が生じるのも分かりますよ。
この作品は一人称なので、全てがロベルト君目線で語られています。よって、全てが彼の主観的な解釈になっています。
よって、実際のビーチェさんはかなり違う人物だったり……するかも?
ですがまあ、楽しんでいただけて良かったです。
最後までお読みくださり感謝、感激です!
題名からは思いつかない最後でした。
確かに推しは尊い。
ロベルト君にとってビーチェはベアトリーチェ、俗物的な愛の対象ではなく天使や女神に等しい存在だったということですね。
まあ、頭ぶつけて死んでも本人が幸せならいっか。
作者からの返信
藤夜様、コメントありがとうございます。
そうです、本人が幸せならいいんです!
きっと、ロベルト君にとっての『推し』への応援の仕方とは作中で見せたようなものだったのでしょう。
それこそ、藤夜様の仰るような……ベアトリーチェは「俗物的な愛の対象」ではなくて「天使や女神のような神々しい存在」だった。少なくとも、ロベルト君はそう考えたのだと思われます。
一切の汚れのない純愛? なのでしょう。
まあ、彼はもうこの世にはいませんから、その心中を探ることなどできませんが……。
最後までお読みくださり感謝です!
愛の形は無数にあれど、「死後に成就する愛」ほど、読む者の心をかき乱すものはないのではないかと思います。
本作がハッピーエンドかどうかは、読後すぐには判じ難かったです。しかし、ある人間の世界は、その人が意識していることが全てだとするなら、間違いなくロベルトは幸せだと思います。
読んでしばらくしてから味わいの出る、素敵な作品でした。
作者からの返信
倉馬 あおい様、コメントありがとうございます。
そうですね。ロベルト君にとっては幸せなんだと思いますよ。
本人が幸せならば、それでいいんです。
少々狂っている部分が後半に垣間見えた彼でしたが、最期には最愛の人と一緒になれたのですから。
それが事実であり、それ以上でもそれ以下でもありません……。
最後までお読みくださり感謝です!
面白さに一気読みさせて頂きました!
最近は推しや信者とファンを呼びますが、ロベルトは正に言葉通りの信者ですね。
ラストは少しゾッとしました!
短編の面白さが詰まっており、小気味良く、カクヨムコン10に参加されているようなので応援させていただきますね(^^)
作者からの返信
ビーグル様、ありがとうございます。
ラストに少しゾッとしましたか。そうでしたか。
そう、ロベルト君は実はかなり怖い人物だったり?
でも、今となっては真相なんて分かりません。
だって、彼はもうこの世に……。おや、これ以上はいけませんね。
感謝、感激です!